XAMPPにWordPressをインストールすると、サイトヘルスに「オプションのモジュール imagick がインストールされていないか、無効化されています。」という表示がされます。
「imagick」は画像処理ライブラリ「ImageMagick」のAPIを使用した、WordPressではおなじみのサムネイル生成などに使われているPHPの拡張モジュールです。
通常、WordPressはPHPに同封されているGDライブラリで画像処理を行っているため、imagickがインストールされていなくても上記のような処理を実行できます。
なので、imagickの導入は必須ではないのですが、管理画面にずっと表示されたままなのはやはり気になります。
ImageMagickのダウンロード
ImageMagickをダウンロードします。
XAMPPのApacheを起動した状態で以下のURLにアクセスするとphpinfoを見ることができます。
Compilerの欄を確認し、バージョンに合ったものをダウンロードしてください。
こちらの環境ではVisual C++ 2017でしたので、最新の「ImageMagick-7.0.7-11-vc15-x64.zip」をダウンロードしました。
ImageMagickをXAMPPフォルダ内に配置
C:\xampp直下に『ImageMagick』という名前のフォルダを作ります。
ダウンロードしたImageMagickを解凍し、binフォルダの中身を全て『ImageMagick』に移動させます。
Pathの設定
システム環境変数の編集を開きます。
詳細設定 → 環境変数 と進みます。
Pathを選択して編集を押します。
新規を押し、C:\xampp\ImageMagickを新しいPathに登録します。
imagicのダウンロード
次に、imagicをダウンロードします。
こちらの環境ではPHP 7.4.22なので「php_imagick-3.5.1-7.4-ts-vc15-x64.zip」をダウンロードしました。
同じくこちらも解凍し、php_imagick.dllをC:\xampp\php\ext\へコピーします。
上で作った『ImageMagick』フォルダにCORE_RLと付いたファイルを全てコピーします。
C:\xampp\php\php.iniをエディタで開き、「Dynamic Extensions」で文字検索。
;extension=shmopの下にextension=php_imagick.dllを追加します。(こちら環境では937行目でした。)
ここで一度PCを再起動します。
冒頭のphpinfoを開き、「imagick」で文字検索。
組み込まれていれば成功です。
サイトヘルスでも表示が消えています。