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「解いて学ぶ」Python入門

Last updated at Posted at 2023-04-16

はじめに

何となくわかった気になったけれど、実はわかってない、ということがよくあります。そこで、「解いて学ぶ」シリーズでは、問題を解いて学ぶことで物事を深く理解していきます。今回は、Pythonです。
※協力:chatGPT(Model 4)

1. 問題編

  1. Pythonでリストの要素を取り出す際、以下の選択肢のうちどれが正しいですか?
    A. list.get(1)
    B. list[1]
    C. list.1
    D. list(1)

  2. Pythonで整数を文字列に変換する際、以下の選択肢のうちどれが正しいですか?
    A. str(int)
    B. int(str)
    C. string(int)
    D. int(string)

  3. Pythonでリストを逆順にする際、以下の選択肢のうちどれが正しいですか?
    A. list.reversed()
    B. list.reverse()
    C. reversed(list)
    D. reverse(list)

  4. 与えられた文字列から、文字列内に含まれる数字の合計を計算してください。

  5. 与えられたリストから、各要素の二乗を格納した新しいリストを作成してください。

  6. 与えられたリスト内の重複要素を削除し、リスト内の要素を昇順に並べ替えた新しいリストを作成してください。

  7. ジェネレータ関数を使用して、与えられた整数nまでのフィボナッチ数列を生成してください。

  8. 与えられたリスト内の各要素に対して、与えられた関数を適用し、その結果を格納した新しいリストを返す高階関数を定義してください。

  9. デコレータを使用して、関数の実行時間を計測し、結果を出力する機能を実装してください。

2. 準備編

2.1. データ型 (Data Types)

定義

Pythonでデータを扱うための基本的な型。主に整数、浮動小数点数、文字列、ブール型などがあります。

integer = 5
floating_point = 3.14
string = "Hello, World!"
boolean = True

解説: このコードでは、整数型、浮動小数点型、文字列型、ブール型の4つのデータ型に代表的な値を代入しています。

2.2.変数 (Variables)

定義

データを格納するために使用される名前付きのメモリ領域。

x = 10
y = x + 5

解説: このコードでは、整数10を変数xに代入し、xに5を加算した値を変数yに代入しています。

2.3. 条件分岐 (Conditional Statements)

定義

プログラムの実行フローを制御する構文。if, elif, elseを使用します。

age = 18

if age < 18:
    print("You are a minor.")
elif age < 60:
    print("You are an adult.")
else:
    print("You are a senior.")

解説: このコードでは、ageの値に応じて異なるメッセージを出力します。条件分岐を使用して、年齢が18未満、18以上60未満、60以上の3つのケースに対応しています。

2.4. ループ (Loops)

定義

コードを繰り返し実行する構文。forループとwhileループがあります。

for i in range(5):
    print(i)

count = 0
while count < 5:
    print(count)
    count += 1

解説: このコードでは、forループを使って0から4までの整数を出力し、whileループを使って同様の結果を得ています。

2.5. 関数 (Functions)

定義

特定の処理をまとめたコードの塊。引数を受け取り、結果を返すことができます。

def add(x, y):
    return x + y

result = add(3, 4)
print(result)

解説: このコードでは、2つの数値を受け取り、それらを足し合わせた結果を返す関数add()を定義しています。関数を呼び出して結果を表示しています。

2.6. リスト (Lists)

定義

複数の要素を順序付けて格納するデータ構造。要素の追加、削除、アクセスが可能です。

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
fruits.append("orange")
fruits.remove("banana")
print(fruits[0])

解説: このコードでは、リストfruitsに3つの要素が格納されており、リストに要素を追加、削除し、インデックスを使ってリストの要素にアクセスしています。

2.7. 辞書 (Dictionaries)

定義

キーと値のペアを格納するデータ構造。キーを使って値にアクセスが可能です。

student = {
    "name": "Alice",
    "age": 20,
    "grade": "A"
}

print(student["name"])

解説: このコードでは、キーと値のペアを持つ辞書を作成し、キーを使って値にアクセスしています。

2.8. エラー処理 (Error Handling)

定義

プログラムの実行中に発生するエラーや例外を処理する構文。try, except, finallyブロックを使用します。

try:
    result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
    print("You can't divide by zero!")

解説: このコードでは、tryブロック内でゼロ除算エラーが発生する可能性があるため、exceptブロックを使ってエラーメッセージを表示しています。

2.9. クラス (Classes)

定義

オブジェクト指向プログラミングの基本概念であり、データとメソッドをカプセル化する構造。

class Dog:
    def __init__(self, name, age):
        self.name = name
        self.age = age

    def bark(self):
        print("Woof, woof!")

my_dog = Dog("Buddy", 3)
my_dog.bark()

解説: このコードでは、Dogというクラスを定義し、インスタンス変数とメソッドを持っています。そして、Dogクラスのインスタンスを作成し、メソッドを呼び出しています。

2.10. モジュール (Modules)

定義

関連する関数、クラス、定数などをまとめたPythonファイル。モジュールをインポートして使うことができます。

# my_module.py
def greeting(name):
    print(f"Hello, {name}!")

# main.py
import my_module

my_module.greeting("John")

解説: このコードでは、my_module.pyというモジュールを作成し、greetingという関数を定義しています。次に、main.pyファイルでmy_moduleをインポートして、その中のgreeting関数を呼び出しています。

3. 解説の解説編

3.1. リストの要素へのアクセス

定義:

リスト内の要素にインデックスを使用してアクセスする方法。

具体例:

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
print(fruits[0])

解説: このコードでは、リストfruitsの最初の要素(インデックス0)にアクセスし、"apple"を出力しています。

3.2. 型変換

定義:

あるデータ型から別のデータ型に変換する操作。

具体例:

number = "123"
converted_number = int(number)

解説: このコードでは、文字列型の"123"を整数型の123に変換しています。

3.3. リストの操作

定義:

リスト内の要素を追加、削除、並べ替えるなどの操作。

具体例:

numbers = [3, 1, 4, 1, 5]
numbers.append(9)
numbers.remove(1)
numbers.sort()

解説: このコードでは、リストに要素を追加(append)、要素を削除(remove)、リストを並べ替え(sort)しています。

3.4. 文字列操作

定義:

文字列の構成要素や構造を操作する方法。

具体例:

text = "hello world"
uppercase_text = text.upper()
print(uppercase_text)

解説: このコードでは、文字列textをすべて大文字に変換し、"HELLO WORLD"を出力しています。

3.5. リスト内包表記

定義:

簡潔な表記でリストを生成する構文。

具体例:

squares = [x**2 for x in range(5)]

解説: このコードでは、0から4までの整数を二乗した結果をリストに格納しています。

3.6. リスト操作と集合

定義:

リストから重複を除くために集合(set)を利用する方法。

具体例:

numbers = [1, 2, 3, 1, 2, 3]
unique_numbers = list(set(numbers))

解説: このコードでは、リストnumbersから重複要素を除いた新しいリストunique_numbersを作成しています。

3.7. ジェネレータ関数

定義:

イテレータを返す関数。yield文を使用して実装されます。

具体例:

def fibonacci(n):
    a, b = 0, 1
    for _ in range(n):
        yield a
        a, b = b, a + b

for num in fibonacci(5):
    print(num)

解説: このコードでは、フィボナッチ数列を生成するジェネレータ関数fibonacciを定義し、5つのフィボナッチ数を出力しています。

3.8. 高階関数

定義:

関数を引数として受け取り、関数を返す関数。

具体例:

def apply(func, x, y):
    return func(x, y)

def add(a, b):
    return a + b

result = apply(add, 3, 4)

解説: このコードでは、applyという高階関数を定義し、add関数を引数として渡しています。apply関数は、add関数を使って引数xとyの和を計算し、結果を返します。

3.9. デコレータ

定義:

関数の振る舞いを修飾(デコレート)するための関数。他の関数を入力として受け取り、新しい関数を返します。

具体例:

def uppercase_decorator(func):
    def wrapper():
        original_result = func()
        modified_result = original_result.upper()
        return modified_result
    return wrapper

@uppercase_decorator
def greet():
    return "Hello, world!"

print(greet())

解説: このコードでは、uppercase_decoratorというデコレータを定義し、greet関数の出力をすべて大文字に変換しています。@uppercase_decoratorでデコレータを適用し、greet関数を修飾しています。

4. 解説編

問題1

Pythonでリストの要素を取り出す際、以下の選択肢のうちどれが正しいですか?

A. list.get(1)
B. list[1]
C. list.1
D. list(1)

解説:

解答: B
テーマ: リストの要素へのアクセス
リストの要素にアクセスするには、リスト名[インデックス]という形式を使います。この場合、list[1]が正しい方法です。

問題2

Pythonで整数を文字列に変換する際、以下の選択肢のうちどれが正しいですか?

A. str(int)
B. int(str)
C. string(int)
D. int(string)

解説:

解答: A
テーマ: 型変換
整数を文字列に変換するには、str()関数を使用します。したがって、str(int)が正しい方法です。

問題3

Pythonでリストを逆順にする際、以下の選択肢のうちどれが正しいですか?

A. list.reversed()
B. list.reverse()
C. reversed(list)
D. reverse(list)

解説:

解答: C
テーマ: リストの操作
リストを逆順にするには、組み込み関数のreversed()を使用します。この場合、reversed(list)が正しい方法です。

問題4

与えられた文字列から、文字列内に含まれる数字の合計を計算してください。

解説:

解答: sum(int(c) for c in string if c.isdigit())
テーマ: 文字列操作
文字列内の数字の合計を求めるには、リスト内包表記とisdigit()メソッドを使って、文字列内の数字だけを抽出し、int()で整数に変換してから合計を計算します。

問題5

与えられたリストから、各要素の二乗を格納した新しいリストを作成してください。

解説:

解答: [x**2 for x in original_list]
テーマ: リスト内包表記
リスト内包表記を使って、与えられたリストの各要素の二乗を計算し、新しいリストを作成します。

問題6

与えられたリスト内の重複要素を削除し、リスト内の要素を昇順に並べ替えた新しいリストを作成してください。

解説:

解答: sorted(list(set(original_list)))
テーマ: リスト操作と集合
与えられたリストを集合に変換することで重複要素を削除し、その後sorted()関数を使って要素を昇順に並べ替えた新しいリストを作成します。

問題7

ジェネレータ関数を使用して、与えられた整数nまでのフィボナッチ数列を生成してください。

解説:

解答:

def fibonacci(n):
    a, b = 0, 1
    while a <= n:
        yield a
        a, b = b, a + b

テーマ: ジェネレータ関数
ジェネレータ関数を使って、与えられた整数nまでのフィボナッチ数列を生成します。yieldを使って、次のフィボナッチ数を返すことができます。

問題8

与えられたリスト内の各要素に対して、与えられた関数を適用し、その結果を格納した新しいリストを返す高階関数を定義してください。

解説:

解答:

def map_function(func, iterable):
    return [func(x) for x in iterable]

テーマ: 高階関数
高階関数は、関数を引数として受け取り、別の関数を返す関数です。この例では、与えられた関数をリスト内の各要素に適用し、結果を新しいリストに格納して返します。

問題9

デコレータを使用して、関数の実行時間を計測し、結果を出力する機能を実装してください。

解説:

解答:

import time

def timer_decorator(func):
    def wrapper(*args, **kwargs):
        start_time = time.time()
        result = func(*args, **kwargs)
        end_time = time.time()
        print(f"{func.__name__} took {end_time - start_time:.2f} seconds to execute.")
        return result
    return wrapper

@timer_decorator
def some_function():
    # 実行時間を計測したい関数の内容

テーマ: デコレータ
デコレータは、関数の振る舞いを変更するために使用されます。この例では、デコレータを使って関数の実行時間を計測し、結果を出力する機能を実装しています。

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