cutコマンド備忘録(ちょっとだけawk)

はじめに

Linuxのcutコマンドのオプションを度々忘れてしまうので復習&備忘録。。

<サンプルコード>

$ cat list_fruit
01:apple,りんご:120円 aomori
02:orange,オレンジ:100円 ehime
03:banana,バナナ:95円 miyazaki

文字数を指定して切り取りたい

1〜2文字目までを切り取る。

$ cut -c 1,2 list_fruit
01
02
03

1〜12文字目までを切り取る。

$ cut -c 1-12 list_fruit
01:apple,りんご
02:orange,オレ
03:banana,バナ

12文字目以降を切り取る。

$ cut -c 12- list_fruit
ご:120円 aomori
レンジ:100円 ehime
ナナ:95円 miyazaki

ある特定の文字で区切りたいとき

$ cut -d <区切り文字> -f <項目数> ファイル名

注) -dと-f はセットで使う必要がある。

カンマで区切られた1番目のフィールドを切り出す。

$ cut -d ',' -f 1 list_fruit
01:apple
02:orange
03:banana

スペースで区切られた1番目のフィールドを切り出す。

$ cut -d ' ' -f 1 list_fruit
01:apple,りんご:120円
02:orange,オレンジ:100円
03:banana,バナナ:95円

スペースで区切られた2番目のフィールドを切り出す。

$ cut -d ' ' -f 2 list_fruit
aomori
ehime
miyazaki

番外編

ふと思ったのだが、複数の区切り文字を使いたい時は、どうするんだ。。
例えば、apple, orange, bananaの部分だけを取り出したい時。
もちろん文字数が違うから-cでは指定できない。
-dと-fを使って、:と,の間を複数の区切り文字を使って指定したい。。

調査した結果、cutコマンドでは複数の区切り文字は使えない！
→awkコマンドを使えば可能!

awk -F'[区切り文字]' '{print $表示したい項目}'

↓これでapple達が取れる。

$ awk -F'[:,]' '{print $2}' list_fruit
apple
orange
banana

ちなみにprint $1をやってみるとこんな感じ

$ awk -F'[:,]' '{print $1}' list_fruit
01
02
03