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Elixir v1.2.0 がリリースされました

Last updated at Posted at 2016-01-02

あけましておめでとうございます。

Elixir v1.2.0 がリリースされましたね。

主な特徴

Erlang/OTP 18 support

  • v1.2.0 から Erlang/OTP 18 が必須に
  • Erlang/OTP 18 で導入された数多くの機能をサポート
    • Map に大量のキー・バリューを格納することが可能になった(よって、Dict、HashDict、Set、HashSetは将来廃止する予定)
    • コンパイル時間の短縮、などなど

Language improvements

数々の言語の改良。特に重要な4つの改良点を紹介

  • 複数の aliases/imports/require
  • マップのキー部分での変数の使用
  • マップのキー部分でピン演算子をサポート
  • with スペシャルフォーム

Getting started experience

  • よくあるハマりどころでコンパイラーが警告を出すようになった
  • i/1 ヘルパーの導入

Workflow improvements

アンブレラ・アプリケーションでビルドファイルと設定ファイルの共有が可能に

Rebar 3 support

Mix が Rebar 3 ベースのライブラリーの依存関係を解決できるようになった

詳しい翻訳、紹介記事など

チェンジログの翻訳

変更点について詳しくは、@niku さんによる、こちらの翻訳を参照してください。

with について

with スペシャルフォームについては、@HirofumiTamori さんが、翻訳記事を書かれてます。

i/1 ヘルパーについて

i/1 ヘルパーについては、@hayabusa333 さんによる、こちらの記事を参照のこと。

Elixir v1.2.0 のドキュメント「Writing Documentation」の翻訳

iex の日本語ヘルプ

@k1complete さんが開発された iex の日本語ヘルプ「l10n_elixir」の、コミットログ によると、v1.2.0(rc0)の変更が取り込まれているようです。

l10n_elixirの紹介

日本語翻訳が必要なエントリーは、まだまだ残っているようです。みなさん、ぜひ翻訳に参加して、PR(Pull Request)を送ってください。

その他(Change Logより)

チェンジログには、たくさんの重要そうな変更が載っていますが、とりあえず Qiita で詳しく説明されている以下の2つをピックアップしました。

:random から :rand モジュールへ変更

[Enum] Use the faster and auto-seeding :rand instead of :random in Enum.shuffle/1 and Enum.random/1 and Enum.take_random/2

Enum.shuffle/1Enum.random/1Enum.take_random/2 で従来の :random モジュールから、シードが自動的に設定され、より高速な :rand モジュールを使うように変更されました。

「より高速な」は正しくないかな。Erlang/OTP の :rand モジュールには、もっと他に重要な特徴があります。詳しくはこちらを参照してください。

新しい時刻関連 API のサポート

[System] Add System.time_offset, System.monotonic_time, System.system_time, System.convert_time_unit and System.unique_integer

詳しくはこちら。(注意: Elixir v1.1.1 ベースの記事です):

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