はじめに

LaravelやPHPを使って開発をしていると、

$collection->each(...)
Carbon::now()

といったコードをよく見かけます。

この記事では、Laravelでよく使われる each() メソッドと Carbon インスタンスの基本的な使い方や意味について解説します。

①`each()` メソッドとは？

each() は、コレクション（配列のようなデータ構造）に対して、1つずつ処理を行うためのメソッドです。

Laravelのコレクション（Illuminate\Support\Collection）でよく使われます。

基本構文：

$collection->each(function ($item, $key) {
    // ここで処理
});

使用例：

$users = collect([
    ['name' => '田中'],
    ['name' => '佐藤'],
    ['name' => '鈴木'],
]);

$users->each(function ($user) {
    echo $user['name'] . "\n";
});

出力：

田中
佐藤
鈴木

each() と foreach の違い

each() はメソッドチェーン可能な「Laravel流」な書き方としてよく使われます。

③Carbon インスタンスとは？

Laravelでは、日付・時刻の操作にCarbon（カルボン）というライブラリが標準で使われています。
これは DateTime クラスを拡張した強力なツールで、直感的かつ読みやすい日付操作が可能です。
基本構文：

use Carbon\Carbon;

$now = Carbon::now();

これで $now は、現在日時を持つCarbonインスタンスになります。

よく使うメソッド・プロパティ

Carbon × each の組み合わせ例

$dates = collect([
    '2025-01-01',
    '2025-02-01',
    '2025-03-01'
]);

$dates->each(function ($date) {
    $carbonDate = Carbon::parse($date);
    echo $carbonDate->format('Y年m月d日') . "\n";
});

④まとめ

each()

LaravelのCollection専用のループメソッド
foreach よりも「チェーンしやすく、読みやすい」
よくBladeテンプレートやデータ処理で登場

Carbon

Laravel標準の日付・時間操作ライブラリ
Carbon::now() で現在日時がすぐ取れる
addDays(), diffForHumans() など便利メソッドが豊富