findOrFail() の使い方と find() との違い

① findOrFail() とは？

• Eloquentモデルで、主キー（通常は id）でレコードを取得するメソッド。
• 該当データがない場合、例外 (ModelNotFoundException) を自動で投げる。

②基本的な使い方

$user = User::findOrFail($id);

• $id に一致するレコードを users テーブルから取得。
• データが存在しないと、自動で 404エラーページ が表示される（Laravel標準）。

③find() との違い

• find($id)
  → nullを返す(処理は継続)

• findOrFail($id)
  → 例外をスロー
  → 自動で404エラー

④使い分けの考え方

• find()を使う場面
  → 「レコードがなくても処理を続けたい」とき

$user = User::find($id);
if ($user) {
    // ロジック実行
} else {
    // 自前でエラー表示や処理分岐
}

• findOrFail() を使う場面
  → 「レコードがなければ処理を止めたい」とき（特にコントローラー内で便利）

$user = User::findOrFail($id); // 存在しないと404
return view('users.show', compact('user'));

⑤エラーの種類とcatch例

• 例外クラス：Illuminate\Database\Eloquent\ModelNotFoundException

use Illuminate\Database\Eloquent\ModelNotFoundException;

try {
    $post = Post::findOrFail($id);
} catch (ModelNotFoundException $e) {
    abort(404, '指定された投稿が見つかりませんでした');
}

⑥ルーティングと連携する使い方（ルートモデルバインディング）

Route::get('/users/{user}', [UserController::class, 'show']);

public function show(User $user)
{
    // 自動的に findOrFail してくれる！
    return view('users.show', compact('user'));
}

⑦まとめ

• findOrFail() は「レコードが存在しない」ことを前提に考えるべき場面で便利
• バグを減らし、安全にコーディングしたい場合におすすめ
• find() との違いを明確に理解して、場面に応じて使い分けよう