はじめに
Laravelでログイン中のユーザー情報を取得する際によく使うのが、
Auth::id()
Auth::user()
Auth::user()->name
などの記述です。
この記事では、それぞれがどういう意味を持ち、どんな場面で使うのかを、初心者向けにまとめていきます。
①Auth::id()の意味と使い方
$userId = Auth::id();
- ログイン中のユーザーの「ID(数値)」だけを取得します。
- 戻り値はintまたは、null(未ログインの場合)。
使いどころ:
- ログインユーザーが作成したデータに「user_id」を紐づけるとき:
$post = new Post();
$post->title = '新しい投稿';
$post->user_id = Auth::id(); // 現在のログインユーザーID
$post->save();
②Auth::user()の意味と使い方
$user = Auth::user()
- ログイン中のユーザー情報をまるごと取得できます。
- 戻り値はUserモデルのインスタンス(ログインしていないときはnull)。
例:
$user = Auth::user()
echo $user->name;
echo $user->email;
Bladeテンプレートでもよく使います:
<p>こんにちは、{{ Auth::user()->name }} さん!</p>
③Auth::user()->〇〇で各種情報を取得
Auth::user()で取得したUserモデルのプロパティで直接参照できます。
よく使うプロパティ例:
例:
$name = Auth::user()->name;
$email = Auth::user()->email;
④未ログイン時のエラーに注意!
ログインしてない状態でAuth::user()->nameのように書くと...
Error: Tryping to get property 'name' of non-object
というエラーが発生します。
対策:
@if(Auth::check())
<p>ようこそ、{{ Auth::user()->name }} さん!</p>
@else
<p>ログインしてください。</p>
@endif
もしくは:
$name = optional( Auth::user())->name ?? 'ゲスト';
⑤Auth::check()もセットで覚えておこう
if(Auth::check()) {
// ログイン中の処理
}
- Auth::check()は「ユーザーがログインしているかどうか」を判定する関数です。
⑥まとめ
Laravelの認証システムは非常に柔軟で、こうした関数を使えば簡単に「ログインユーザーに紐づけた処理」ができます！