個人ディスクトップにABAPプログラムやらCDSの検証用にとABAP Platform 1909, Developer Edition for Dockerを入れているのですが、久しぶりに起動してみたところ起動しない!
ヤバい…いろんな検証プログラム等々が無駄になってしまう……と少々焦りながら調べてみました。
1.現状把握
とりあえず実行したターミナル画面を見てみると…
どうやらHANA DBのライセンスが切れている模様。
導入時に見ていたブログを見に行くと2022年10月13日更新でABAP Platform, Developer Edition for Dockerは提供することができなくなったと書いてある…
ブログのタイトルにも「No Longer Available」の文字が……
Docker Hubも一応見に行くと……
まぁ、そうですよねw
2.HBDライセンス更新方法
ABAPのライセンスの更新はよく行っていたので、同じような方法で出来ないかと探しているとライセンス更新方法のブログがありました。
どうやら下記サイトからHDB SAP HANA Platform Edition (64GB)のライセンスキーをダウンロードしてHDBのライセンスを更新してあげれば起動できそう。
HDBライセンスの生成・ダウンロード
先ほどのサイトにアクセスしHDB SAP HANA Platform Edition (64GB)を選択して、
必須事項を入力・チェック(※ここでは入力は省略)して「Generate」ボタンをクリックすると、
(ハードウェアキーは導入時にダウンロードした「readmeliecense」の中にABAPライセンスとHDBライセンスのテキストファイルがあるのでそこから確認できます)
テキストファイル「HDB.txt」が生成されダウンロードされます。
HDBライセンスのインストール
ライセンスのインストールは下記サイトを参考。
書かれているのはABAPライセンスのインストールですがHDBライセンスのインストールも同じように行えるはずなのでダウンロードされたテキストファイルのフォルダからプロンプトを起動…なんですが環境がVMware上にあるのでまずはファイルをコピペ。
ABAPライセンスも切れているはずなのでABAPライセンスも生成・ダウンロードしてコピペしておきます。
フォルダからターミナルを開いて以下コマンドを入力して実行。
- HDBライセンス
docker cp HDB.txt a4h:/opt/sap/HDB_license
- ABAPライセンス
docker cp A4H.txt a4h:/opt/sap/ASABAP_license
(コンテナ名をa4hから変更している場合はコマンドにあるコンテナ名を変更します)
これで有効なライセンスがインストールされました。(されたはずです…)
起動確認
ABAPライセンスとHDBライセンスもインストールできたの起動確認……
……
…
無事に起動成功!!
GUIも立ち上がるか確認。
こっちも大丈夫そう。よかった、検証で作ったプログラム達無駄にならなくて済んだ……
3.最後に
無事起動して安心はしましたがこれを3か月ごとにABAP・HDB両方やるのは……(メンドクサイ)
何とかHDBライセンスを伸ばした形で再提供か新しいバージョンをと思いますが、ブログやブログのコメントなどを読んでるとなかなか厳しそうですね。個人的には是非復活してもらいところです。