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Googleスプレッドシート データの抽出方法まとめ

Last updated at Posted at 2018-01-27

プログラミングではないですが、シート間などで値を参照するのに便利なので共有します。
これくらいはさくっとできないとビジネスパーソンとしてノーバリューですね。

ちなみになんですが、大学生が勉強すべき(もちろん大人も)スキルランキング1位はExcel(スプレッドシート)だと個人的には思います。
また最近はExcelよりスプレッドシートのほうが使用機会が多いのではないでしょうか。その割にネット上の情報はExcelのものが圧倒的に多いのでスプレッドシート絡みの発信も増やしたいと思います。

Query関数とは?

スプレッドシート独自の関数で、指定したデータの抽出をするのに用いる関数です。条件も複数設定できるので指定したデータを抽出して挿入するというような使い方もできます。
基本形は以下の形です。

=QUERY(データ、クエリ、[見出し])
#データ:クエリ関数を実行する抽出元データの範囲を表す。
#クエリ:クエリ言語で記述された関数の実行対象クエリのこと。
#見出し:データ上部の見出しの行数。

パット見コピペで良いように思えますが、コピペだと元データを変更した際に変更が反映されないので関数を用いる必要があります。

使い方

今回は以下のような名簿データからデータを部分的に抽出するような作業を行うと想定します。
image.png

別シートにてQuery関数を記述していきます。
image.png

今回の記述内容を説明すると
=query('名前一覧'!A1:Z1000,"where D='東京都'")

一つ目の要素は「名前一覧」というシート上の抽出したいデータの範囲を指定しています。
二つ目の要素を説明する該当データ範囲の中で抽出したい条件を記述しています。
この部分代表的な条件の記述方を紹介しておきます。

①select
データ範囲において抽出したい行を指定します。順番の並び替えなども可能です。
(例)Query(A1:F,”Select A,C,E,F“)
A1からFの範囲の中でA,C,E,F列を抽出します。

②Where
抽出する際のデータを細かく指定できます。条件は複数指定可能です。
(例)Query(A1:F, ” Where C = ‘みかん’ “)
A1からFの範囲の中でC列がみかんのものを抜き出します。

③order by
データを抽出した後適切な条件で並び替えて挿入します。asc(昇順)又はdesk(降順)と表す。
(例)Query(A1:F,” Where C = ‘みかん’ Order by B asc “)
A1からFの範囲の中でC列がみかんのものをB列を基準に昇順(asc)に並べ替える。

そして計算式を実行すると以下のように条件を満たすデータのみが抽出されます。

image.png

importrange関数について

今回紹介した内容では同じファイル内でのデータのやり取りしかできません。そこで異なるファイル間でやり取りするのに用いるimportrange関数を簡単に紹介しておきます。
構文は以下の通りです。
=IMPORTRANGE(スプレッドシートキー, 範囲の文字列)
スプレッドキーとはファイルを判別するキーです。以下の通りURLの一部に組み込まれてます。
image.png
範囲の文字列はそのファイル内でデータ範囲を指定します。これはQuery関数でも使いましたね。

おわりに

小さな企業だと顧客管理や営業リスト、マーケティングデータ管理など多くの場面でスプレッドシートを導入しているケースが多いと思います。基本的な知識はインプットし事務作業は自動化した上で創造的な活動時間を増やしていきたいですね。

参照

スプレッドシートquery関数の使い方!vlookupより断然オススメ!
スプレッドシート関数(Query)の便利な使い方
【スゴイ】スプレッドシートimportrange関数の使い方!他シートのデータを取り込めるゾ!

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