Fedora Rawhideとは?
Fedoraのローリング・リリース版です。日々最新のソフトを配信しているらしいです。
Fedora22(もしくは最新安定版版)のインストール
ネットインストールのISOはありますが、画面真っ黒なまま先に進めないということが起こることがあります。実際起こりました。そのためまず最新安定版のFedoraをインストールします。
デスクトップとしてGNOMEを使いたい人は
https://getfedora.org/ja/workstation/
ここから、それ以外を使いたい人は
https://spins.fedoraproject.org/
ここからISOを落としてインストールします。個人的な好みからいくとMATEかXfceがおすすめです。GNOME3は改悪、はっきりわかんだね。
Rawhideへのアップグレード
インストールしたらデスクトップかホームディレクトリで次のコマンドを実行します。
echo "#!/bin/sh" >> rawhide
echo "dnf system-upgrade download --releasever rawhide --nogpgcheck" >> rawhide
chmod +x rawhide
これで次のような内容のシェルスクリプトができました。
# !/bin/sh
dnf system-upgrade download --releasever rawhide --nogpgcheck
そしてこれを管理者権限で実行します。
sudo ./rawhide
実行するタイミングによって成功したり失敗したりします。失敗した場合には時間をおいてリトライします。シェルスクリプトを作成したのはそのためです。成功したらRawhideへの移行は完了です。あとはsudo dnf update
などをしてください。
Rawhideの特徴
とにかくソフトが新しく、ほとんどが最新安定版かその1個手前(・先)です。Windowsで最新安定版のバイナリが(主に公式サイトから)ダウンロードできるのは当たり前の状況ですが、Linuxではなかなかそうはいきません。とにかく最新版のソフトを使いたいけどソースビルドはこりごりだ!めんどくさいから公式リポジトリで提供してくれ!といった方にはおすすめだと思います。(導入初日の感想)
ソフトのバージョン抜粋(2015/9/27現在)
GCC 5.1.1(1つ前)
gnuplot 5.0.1(最新)
Emacs 24.5(最新)
Ruby 2.2.3(最新)
Python 2.7.10(最新)/3.4.3(1つ前)
PHP 5.6.14(1つ先; RC1)
Perl 5.22.0(最新)
Git 2.5.3(最新)
Vim 7.4(最新)
Apache 2.4.16(最新)
PHPだけフライングしていますがあとは最新版か1つ前・・・っょぃ。
Mozcのインストール
Fedora22(アプデ前)でMozcが使えることを確認しました。iBusを使用している場合は
sudo dnf -y install ibus-mozc
でインストールできます。インストール後はiBusなどの再起動をした後、設定画面を開いてMozcを有効化してください。
安定版に戻したい時
**戻れない可能性大です。**公式に書いてある方法で戻そうとしましたがダメでした。ご注意ください。