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WebexAdvent Calendar 2021

Day 8

Webex Calling APIを始めてみよう-3種類のAPIを試してみた-

Last updated at Posted at 2021-12-07

この記事はWebex Advent Calendar 2021 の8日目として投稿しています。

Webex Advent Calendar
2021年版: https://qiita.com/advent-calendar/2021/webex

Webex Calling APIを試す

Webex Calling APIを始めてみよう-概要を把握する- では下記3種類のAPIについてご紹介しました。

  1. 呼制御:REST APIを利用して 電話の発信、応答、切断をはじめとした呼の制御が可能です。
  2. イベント:Webhook を利用して電話の発着信、ステータスの変化、切断を通知することが可能です。
  3. 設定:RESTAPIを利用してWebex Calling に関連した設定を行うことが可能です。

この記事では簡単に使えるツールを利用して実際に3種類のAPIを試してみた例をご紹介します。

Webex Calling API 呼制御を試してみた

呼制御のAPIを試したりデモをするために便利なPostman Collection が公開されています。
この記事では、最も基本的な呼の発信と着信をPostman Collectionで試した例を紹介します。

利用前提

  • 利用するユーザ向けにWebex Calling の設定にて電話機を関連付けして利用できるようにしておきます。
  • Postman Collectionのリンクからwebex-calling-calls-api.json を取得します。
  • POSTMANを起動しJSONファイルのインポートを行います。
  • 試験用のBearer Tokenを取得します。
  • 利用するシナリオのフォルダ設定のAuthenticationタブでTypeにBearer Tokenを選択し、Token情報を入力 Saveします。
    image.png

呼の発信

  • Dial(Click to Calal)を選択します。

  • Body の DESTINATION に宛先情報を入力しPOSTします。
    image.png

  • 自分に関連付けした電話機が鳴動するため応答します。

  • 上記自電話機での応答後、宛先の電話が鳴動するためこちらも応答します。

  • 呼が繋がっていることを確認します。

呼の着信

  • 対向の電話機から自電話機に対して発信をします。

  • 自電話機が鳴動していることを確認します。

  • Get Call Status (APIとしてはList Callsを利用)のタブを開きGETします。

  • レスポンスを確認し、応答する呼のidをコピーします。
    image.png

  • Answer a Call を開きBodyのCallIdに先程コピーした情報を入力してPOSTします。
    image.png

  • 呼が繋がっていることを確認します。

他のシナリオも似たような手順で試験が可能です。
試す内容によっては事前にWebex Calling側で設定が必要なものがありますのでご注意ください。

Webex Calling API イベント試してみた

このポストでは試験としてWebex for Developer ページから呼の発着検知用のWebhookを作成、webhook.site を利用して実際のwebehookを取得したところまでの例を紹介します。

Webhookの設定

  • webhook.siteを開き、テスト用のWebhook target URL情報を取得します。
    image.png

  • Webex for Developer のページを開き、Webex Calling のアカウントを持っているユーザでログインします。

  • Create a Webhookを開き、下記のパラメーターを入れてRun ボタンを押します。

    • Name: (任意の名前でOK)
    • targetURL: webhook.siteで取得したURL
    • resource: telephony_calls
    • event:created

image.png

  • 200OKが返ってきてWebhookが設定されたところを確認します。

Webexでの通知テスト

  • 実際に自分の電話機に向けて他の電話機から発信します。
  • webhook.site 上でWebhookによる通知があったことを確認します。
    image.png

同様の手順で他の手順も試すことが可能です。またフィルター条件を付与するすことも可能です。

Webex Calling API 設定を試してみた。

この記事ではWebex for Developer のページからピックアップグループを設定した例を紹介します。

ハントグループを設定するにあたり、設定するロケーション、ハントグループ用の設定名、ピックアップグループに含まれるユーザや電話機を事前に決めておきます。

ユーザ、電話機、ロケーションの情報の取得

  • Webex for Developer のページを開き、管理者権限でログインします。

  • ピックアップグループに入れるユーザ情報をList Peopleを使って取得します。200 OKが返却され、Bodyにユーザ情報が含まれるため、該当ユーザのIDを保管します。
    image.png

  • ユーザに紐付けされていない電話機をハントに含める場合にはList Workspacesを使ってID情報を取得します。

  • List Locations を使って設定するLocation のID情報を取得します。

ピックアップグループの設定

  • Create a Call Pickupを開き、下記のパラメータを入れてRun します。

    • LocationID:取得したLocationIDをtargetURLの中に含めるように設定
    • name:(任意の名前でOK)
    • agent: 取得したIDを利用
  • 201 Created が返却され、ピックアップグループが作成されたことを確認します。
    image.png

  • Control Hub からピックアップグループが作成されていることを確認します。
    image.png

設定する項目によってパラメータが異なりますが、同様の手順で確認をすることが可能です。

終わりに

この記事ではWebex Calling のAPIを試した例を紹介しました。
Webex Calling APIの概要はWebex Calling APIを始めてみよう-概要を把握する-で紹介しています。
これらの記事の内容を参考にして、Webex Calling 自体、そしてAPIを試していただき活用していただけると幸いです。

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