この記事はWebex Advent Calendar 2021 の8日目として投稿しています。
Webex Advent Calendar
2021年版: https://qiita.com/advent-calendar/2021/webex
Webex Calling APIを試す
Webex Calling APIを始めてみよう-概要を把握する- では下記3種類のAPIについてご紹介しました。
- 呼制御:REST APIを利用して 電話の発信、応答、切断をはじめとした呼の制御が可能です。
- イベント:Webhook を利用して電話の発着信、ステータスの変化、切断を通知することが可能です。
- 設定:RESTAPIを利用してWebex Calling に関連した設定を行うことが可能です。
この記事では簡単に使えるツールを利用して実際に3種類のAPIを試してみた例をご紹介します。
Webex Calling API 呼制御を試してみた
呼制御のAPIを試したりデモをするために便利なPostman Collection が公開されています。
この記事では、最も基本的な呼の発信と着信をPostman Collectionで試した例を紹介します。
利用前提
- 利用するユーザ向けにWebex Calling の設定にて電話機を関連付けして利用できるようにしておきます。
- Postman Collectionのリンクからwebex-calling-calls-api.json を取得します。
- POSTMANを起動しJSONファイルのインポートを行います。
- 試験用のBearer Tokenを取得します。
- 利用するシナリオのフォルダ設定のAuthenticationタブでTypeにBearer Tokenを選択し、Token情報を入力 Saveします。
呼の発信
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Dial(Click to Calal)を選択します。
-
自分に関連付けした電話機が鳴動するため応答します。
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上記自電話機での応答後、宛先の電話が鳴動するためこちらも応答します。
-
呼が繋がっていることを確認します。
呼の着信
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対向の電話機から自電話機に対して発信をします。
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自電話機が鳴動していることを確認します。
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Get Call Status (APIとしてはList Callsを利用)のタブを開きGETします。
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呼が繋がっていることを確認します。
他のシナリオも似たような手順で試験が可能です。
試す内容によっては事前にWebex Calling側で設定が必要なものがありますのでご注意ください。
Webex Calling API イベント試してみた
このポストでは試験としてWebex for Developer ページから呼の発着検知用のWebhookを作成、webhook.site を利用して実際のwebehookを取得したところまでの例を紹介します。
Webhookの設定
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webhook.siteを開き、テスト用のWebhook target URL情報を取得します。
-
Webex for Developer のページを開き、Webex Calling のアカウントを持っているユーザでログインします。
-
Create a Webhookを開き、下記のパラメーターを入れてRun ボタンを押します。
- Name: (任意の名前でOK)
- targetURL: webhook.siteで取得したURL
- resource: telephony_calls
- event:created
- 200OKが返ってきてWebhookが設定されたところを確認します。
Webexでの通知テスト
同様の手順で他の手順も試すことが可能です。またフィルター条件を付与するすことも可能です。
Webex Calling API 設定を試してみた。
この記事ではWebex for Developer のページからピックアップグループを設定した例を紹介します。
ハントグループを設定するにあたり、設定するロケーション、ハントグループ用の設定名、ピックアップグループに含まれるユーザや電話機を事前に決めておきます。
ユーザ、電話機、ロケーションの情報の取得
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Webex for Developer のページを開き、管理者権限でログインします。
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ピックアップグループに入れるユーザ情報をList Peopleを使って取得します。200 OKが返却され、Bodyにユーザ情報が含まれるため、該当ユーザのIDを保管します。
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ユーザに紐付けされていない電話機をハントに含める場合にはList Workspacesを使ってID情報を取得します。
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List Locations を使って設定するLocation のID情報を取得します。
ピックアップグループの設定
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Create a Call Pickupを開き、下記のパラメータを入れてRun します。
- LocationID:取得したLocationIDをtargetURLの中に含めるように設定
- name:(任意の名前でOK)
- agent: 取得したIDを利用
設定する項目によってパラメータが異なりますが、同様の手順で確認をすることが可能です。
終わりに
この記事ではWebex Calling のAPIを試した例を紹介しました。
Webex Calling APIの概要はWebex Calling APIを始めてみよう-概要を把握する-で紹介しています。
これらの記事の内容を参考にして、Webex Calling 自体、そしてAPIを試していただき活用していただけると幸いです。
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