#サーチ能力とは?
サーチ能力とは、分からないことがあった場合に、いかに速く解決方法を調べられるかというスキルのことです。
プログラミングの知識はただでさえ膨大な上に、常に新しい技術が生まれており、これら全てを頭に記憶しておくなんてことは不可能です。
プログラミングの基本的な「仕組み」や「考え方」はしっかり理解しておく必要がありますが、その根本さえ正しく理解しておけば、枝葉となる知識はその都度調べて取り出すという考え方で大丈夫です。
#プログラミングの半分は「調べる時間」
プログラミングというと、ソースコードをガリガリ書き続けているイメージがあると思いますが、実際には処理の実装方法を調べたり、書いたコードがうまく動作せずエラーになるの解決方法を調べたり、といった「調べる時間」が多くあります。
開発をするときは毎日何かしらの調査をしています。
ですので「欲しい情報をどれだけ早く見つけられるか」と言うことが、仕事スピードにそのまま直結するので「サーチ能力」はとても大事です。
#実際のサーチ方法(検索方法)
調べるときは「Google」を使います。
プログラミングの情報はリファレンスサイト、技術系のサイト、企業や個人のグログ、Q&Aサイトなど様々な場所にあり、探している情報は大抵ネットに落ちています。
知りたい情報や解決したい問題があった時、
・「Googleの検索ボックスに何を入力するか」
・「検索結果の中から自分が求めている情報が載っていそうなサイトを素早くピックアップ出来るか」
これが具体的なサーチ能力のポイントになります。
##複数ワードで検索する
複数ワードで検索する
検索ボックスには、複数ワードをスペースで区切りで入力する。
例) 「JavaScriptでidを取得したい」ということがあった場合、検索ボックスに「JavaScript id 取得」と入力します。
すると、それを行うための記事がすぐにたくさん見つかります。
★ 自分がやりたいこと、知りたいことを明確にし、できるだけ細かく絞り込めるようなキーワードを複数指定するのがコツ
#サジェストや関連ワードも参考にする
入力していると、このように候補が表示されることがあります。これを「サジェスト」と言います。
また、画面下にこのような関連ワードも表示されることもあります。
これらはどちらも、多くの人が検索したキーワードとともに検索している関連ワードです。
この二つを活用することによって自分で思いつかない適切なワードがここから見つかる場合もありますので、これらをよく見て参考にしましょう。
##太字表記部分を充填的にチェックする
検索結果が表示されたら、タイトルとその下に表示されている概要をざっと確認し、自分が欲しい情報が記載されているかどうかを判断します。
入力したキーワードとマッチした場合は、文面内の文字が太字で表記されます。太字に目線を置きながらざっと確認していきます。
気になるページがあればクリックして実際にページを確認します。
ページを読んで違うと思ったらブラウザバックしてやり直します。
こんな感じで知りたい情報をサーチしていきます。
最初は欲しい情報が見つかるまでに時間がかかりますが、慣れていけば早くなります
#寛大な心でページを読む
残念ながら、いい情報をみんながわかりやすいように書いてくれるとは限りません。
プログラミングは専門用語が多いので、初心者にはわかりずらい言い回しで書かれているページも多くあります。
qiitaなどプログラマーが使う個人ブログは自分用のメモとして書いてるケースもあるので誰かに見てもらうために書いていなかったりします。
そういったページを見ると訳がわからず、ブラウザバックしたくなりますが、そういった個人が作成してるページにこそ有益な情報が多くかかれています。
そこでブラウザバックしても何の得もないので、落ち着いて一つ一つ読み解いていくようにしましょう。
ここは文章を読み解く力、読解力が試されます。
#英語サイトにビビらない
英語のサイトにしかない情報なども多くあります。検索結果に英語のページが出たからといって確認対象から除外せず
翻訳機能を使って読み解きましょう。
#自分のノウハウ集を作る。
これもかなりプログラマーにとって重要なことです。
調べてる中で「これは今後も使えそうだな」、「調べて理解したけど英語のページしなかった」と思う知識については、自分のノウハウ集(武器)としてまとめておくとさらにスピーディに開発ができます。
qiitaやEvernoteなどをつかって自分なりにまとめておくとバグやエラーになった時「このバグ調べたことあるな」と自分でまとめた記事を確認すれば素早く情報を見つけられます。
#まとめ
サーチ能力を高めれば、頭に入っていない情報でもすぐに調べて検索し補完することができます。
これは、プログラミングの軸となる考えさえわかっていれば、他にも応用が効くのです。
ネットにつなげば誰でも博士になれるわ。後は検索の仕方だけ
とめちゃめちゃ刺さることをルパン三世に出てくる凄腕ハッカーのアミが言ってるように、
プロはわからないことを調べてスピーディに情報を見つける能力に長けています。
知りたいときに、知りたい情報をインターネットからすぐに取り出せる能力。
それがサーチ能力です。
これはプログラミングだけではなく、日常生活でも役に立ちます。
わからないことや、気になることがあればガンガン調べてサーチ能力を身につけましょう。