拡張スロットと拡張カードについて
- 拡張スロット
拡張スロットは、コンピュータのマザーボードなどにある、細長い接続端子(接続口、コネクタ)。
機能拡張や性能増強のための拡張カードを差し込み、CPUやメモリなど他の装置と通信するための接続規格。
例えば外部機器との通信インタフェースがない場合にインタフェース用のカードを差し込んだり、
M.2 SSDといった高速なストレージ(NVMe)を差し込んだりする。
拡張スロットのコネクタ形状にはいくつかの規格があり、
コンピュータ内部のデータ転送方式(パラレル、シリアルなど)などによって異なる。
古くはISAバスが標準的だったが、その後PCIバスとなり、さらにその後継の「PCI-e(PCI Express)」 が普及している。
拡張スロットに拡張カードを差し込み通信するには、両者の規格が対応してないとだめよ。
- PCI-e(PCI-Express)
高速にデータ通信を行う目的で決められた「シリアル転送方式の拡張インタフェースの接続規格」
高速なデータ通信を必要とする外部機器をパソコンに接続する際に使われる規格。
簡単に言うとPCI-e に対応した拡張カードを差し込む、拡張スロット側の形状規格だね。
- 拡張カード/インタフェースカード
インタフェースカードは、コンピュータの拡張スロットに差し込む拡張カードの1つ。
外部機器との入出力端子を追加するためのもの。
内臓されていない外部インタフェースを追加することができる。
M.2はSSDの接続端子(接続側)のサイズ規格、
PCI-eは接続規格(接続口)、
NVMeは接続したSSDとの通信プロトコル。