はじめに
Qiitaで記事を書くのは久しぶりですが、書こうと思います。
最近Zabbix バージョン7.0(https://www.zabbix.com/rn/rn7.0.0) がリリースされました。
単純に気になったのでZabbix バージョン7.0をインストールしてみました。
自分のための備忘録程度の内容をまとめているだけなので、あまり参考にはならないと思います。
恐らく先駆者の方がブログを書いているので、それを参考にした方がよいです。
環境
AWS
- EC2 m6i.xlarge
- OS RHEL9.3
- disk 10GB
- SG HTTPS SSH 8080(AWS マネージドサービスを使う場合はその他もろもろ)
ZabbixはDBが必要になりますが、今回はZabbixとDB(PostgreSQL)を同EC2環境でインストールします。
インスタンスのスペックは要件(https://www.zabbix.com/documentation/current/en/manual/installation/requirements) を確認しました。
用途によってAWSのインスタンスの必要スペックを書いてくれるのはありがたいです。
インストール方法
パッケージからのインストールを行っています。
公式サイトで、構成を指定するとインストール手法を確認することができます。便利ですね。
今回は以下のような内容でインストールしてます。
途中でPostgreSQLの設定が出てきますが、これは自前で用意する必要があるので、以下を参考にRHEL9で提供されている初期バージョンのPostgreSQL 13 をインストールしています。
/etc/zabbix/zabbix_server.confではDBPassword
だけ追記しました。
DBとの連携
実際にインストールが問題なく成功し、ブラウザでアクセスすると画像のようにZabbixの初期画面がでました。
まだ日が経ってないのでDefault languageとして日本語は選択できませんでした。
Configure DB connection
の項目でDBの接続情報を入力します。
Password
の項目がDBPassword
になります。
ただうまくいきませんでした。
そこで、Zabbixのログを確認します。
今回のZabbixのログは/var/log/zabbix/zabbix_server.log
から出力されるので、そこを確認します。
すると以下のようなログが見られました。
connection to database 'zabbix' failed: [0] FATAL: Ident authentication failed for user "zabbix"
zabbix
ユーザーにIdent認証をしたけど失敗したというメッセージですね。
Ident認証はデータベースサーバーがクライアントのオペレーティングシステム上で動作しているユーザーIDを確認することにより、そのユーザーがデータベースへのアクセス権を持っているかを判断する認証です。
今回はpasswordを使っての認証なので、md5認証にする必要があります。
そのためPostgreSQLの設定を見てみます。
認証の設定が/var/lib/pgsql/data/pg_hba.conf
にあるので、確認します。
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 ident
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 ident
local connectionsの認証がidentになっているので、これをmd5に修正します。
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 md5
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 md5
修正したらPostgreSQLを再起動します。
ログを見なかったせいでめちゃくちゃロスになりました…
しっかりログを見ましょう。(戒め)
ログイン
ログインのUIが出るので、ユーザーがAdmin
パスワードがzabbix
になります。
これにてインストール完了です。
最後に
専門学校でCacti
をインストールしたのが懐かしくなりました。
Zabbixの実際の使い方は気になったらまた触ろうと思います。(というよりも監視するものがなかった件)
ここまで読んでいただきありがとうございました。