下記のコラムがWalletのGUIツール込みの説明でいいなと思い、手順通りやってみたら、
ツールの構成が変わっていたのでその補足をします
ブロックチェーンEthereum入門
http://www.intellilink.co.jp/article/column/ethereum01.html
以下、上記から引用します
なお、現在(2016年3月)のところ、Ethereumの開発は活発に行われており、まだ機能や動作が安定していない。
また、本コラムをお読みいただいたタイミングでは内容が古くなっている可能性があることをご了承いただきたい。
まさにこれ・・・
Walletの導入
https://github.com/ethereum/mist/releases
ページを下にスクロールし、Downloadsからバイナリをダウンロードできる。
zipファイルを任意の場所に展開する。展開されたディレクトリ配下は次のような構成になる。
Ethereum-Wallet-win64-0-5-1
│ Ethereum-Wallet.exe
├─locales
└─resources
└─node
├─eth
│ eth.exe
└─geth
geth.exe
下記をダウンロードして展開すると、フォルダ構成は下記のようになっている
https://github.com/ethereum/mist/releases/download/v0.9.2/Ethereum-Wallet-win64-0-9-2.zip
eth.exeとgeth.exeがない・・・。
Ethereum-Wallet-win64-0-5-1
│ Ethereum Wallet.exe
├─locales
└─resources
#gethの導入
しかたないので、別途、gethを導入する
下記からたどって、windows版gethをインストールします。
https://geth.ethereum.org/downloads/
geth-alltoolsのzip版をダウンロードして任意のフォルダに展開
https://gethstore.blob.core.windows.net/builds/geth-alltools-windows-amd64-1.7.2-1db4ecdc.zip
#プライベートネットワークの起動
記事内だと、"--genesis genesis.json"オプションでプライベートネットワークを起動しているが、genesisオプションがなくなったらしくエラーが出てうまくいかない。あと、genesis.jsonの構成まで変わってしまってる(>_<)
次のgenesis.jsonで2stepに分けて起動する必要がある。
(参考) https://github.com/ethereum/go-ethereum/wiki/Private-network
{
"config": {
"chainId": 15,
"homesteadBlock": 0,
"eip155Block": 0,
"eip158Block": 0
},
"difficulty": "0x200",
"gasLimit": "2100000",
"alloc": {
}
}
後は細かい違いはあるものの、おおよそ手順の通りです
test1は任意のフォルダで、中にいろいろできます。
geth --datadir ./test1 init ./genesis.json
geth --networkid <任意のid> --port 50303 --datadir ./test1 --maxpeers 0 --nodiscover console 2>> node.log
気が付いた点。
- 各所でcoinbaseはehterbaseという名称に変更になっているが、coinbaseという名称も残っている
- ローカルのフォルダ構成はいろいろ変わってる
- miner.stop()は数値を入れるとエラーになった。数値なしでOK
- 同じPCで二つ目のgethを起動したいときは--ipcdisableを付けてRPCを無効に