なんでゲームをするのか
勉強しろ、と言って勉強する人は少ないわけで。
どうせなら遊びながら、楽しみながら学習できるのが嬉しいですよね。
という訳でこれは若手の教育にいいかもしれない、と思ったゲームを紹介。
チームビルディングにも役立つ…かもしれない。アイスブレイク的な。
ウミガメのスープとは
水平思考1クイズとも言われているもの。
出題者と回答者に分かれてゲームします。
- 出題者は奇妙な状況、矛盾しているような状況を提示します
- 回答者はその状況の真相を探るために「はい」「いいえ」で答えられる質問をします
- 出題者はそれらの質問に正直に「はい」「いいえ」「関係ない」と答えます
- 回答者たちは質問を重ねながら少しずつ真相に近づいてきます
例題
問題:
天才少女のアイちゃん(5)が「学校にいきたい」と訴えたが、周囲はそれに強く反対した。
なぜか?
Q. アイちゃんの健康状態が原因ですか
A. いいえ
Q. アイちゃんの行きたがっている学校が原因ですか
A. いいえ
Q. アイちゃんは人間ですか
A. いいえ。いい質問です!
Q. アイちゃんはサルですか
A. はい!
解答:
天才ゴリラのアイちゃん(5)は「学校に行きたい」とメッセージを書いたが、危険なので周囲は反対した
そもそも人間じゃない、など常識や前提を疑う必要があるのがこのゲームの醍醐味。
ウミガメのスープで何が得られるの
ただの屁理屈をこねたゲームじゃないの、と思われるかもしれませんがこれも学習の一環と私は考えています
- 質問力
- 前提条件を疑う力
- どんな質問でも受け入れられるという心理的安全性
1. 質問力
職種関係なく社会人として必須スキル、それが質問力。
期待する答えを少ない手数で引き出すというのは、訓練が必要かなと。
このゲームをやると「はい」「いいえ」で答えられる質問を考えるのも難しいし、
答えに向けて状況を特定していく作業も初めは慣れが必要です。
2. 前提条件を疑う力
「こうあるべき」という考えに固執してしまうと、実はもっとラクな道があったのに気付かず進んでしまうことも。
本当に必要な機能なのか、別の方法で代替できるのではないか、などを時には考える必要があります。
ゲームを通じて、いかに自分の頭が固いか実感してみるのもいいかなと。
3. 心理的安全性
このゲームの良い所は「どんなに下らない質問でも否定されない」ことです。
実際の現場で「ユーザは人間ですか」と聞いたら呆れられますが、このゲームでは「いい質問」ですらあります。
チーム内でプレイすると、チームの状況が分かります。
まとめ
いかがでしたか。
会社の同僚やチームでプレイすると、色んな考えや性格が出るので面白いかと思います。
だいたい10分か15分ほどで終わるので、朝ミの後とかにちょっと試しにやってみるのもいいでしょう。
Amazonで購入できますので、興味ある方はぜひぜひ。
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水平思考:既存の枠にとらわれず、自由な発想で考える方法 ↩