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SynologyのNASでdocker環境のNginxをhttpsでを使ってみた

Last updated at Posted at 2023-03-28

SynologyのNASでDockerでWebサービスを稼働できるか確認しました。

現時点ではまだ備忘録の段階で、最終的にはルータでポートの開放を行い、既存のサーバの置き換えを行う予定です。
その前段階として、Let'sEncryptの証明書も取得できない段階ですが、「dockerコンテナへhttpsで通信ができるか」の確認を行いました。

DSM(DiskStation Manager)のあの機能はどこにあった?など、ここを見て設定ができるようにと記録を残すことにしました。

背景

  • すでにLinuxサーバで稼働しているWebサービスがある
  • NASでWebサーバが使えることを知ったので、ここに移行できるかまずは、Nginxのコンテナを起動して確認する
  • 動作確認の段階なので 証明書はNASにインストールされている自己証明書を使う
  • ルータでポート変換するので ポートは443以外のポートでも問題ない

概要

NASとしてはhttpsをポート18080で待ち受ける
NASのリバースプロキシで18080(https)--->8088(http)
Dockerコンテナはホスト側(8088)-->コンテナ側(80)

  ここは後で図を描く予定です

NAS DiskStation Managerでの設定

DiskStation Managerのバージョンは7.1.1

  1. テスト環境としてDNSを設定
    ・ パッケージセンターから「DNS Server」をインストール
    ・ 「DNS Server」を開き、「作成」→「プライマリーゾーン」
    ・ ドメイン名:local.dockertest.tokyo (テスト中のアクセスで使う名前)
      プライマリDNSサーバ:192.168.1.1 (ルータのIPアドレス)
    スクリーンショット 2023-03-28 13.42.53.png

・ゾーンID「local.dockertest.tokyo」が作成されるので、右クリックして「リソースレコード」を選択
スクリーンショット 2023-03-28 13.46.06.png
スクリーンショット 2023-03-28 13.47.39.png

・作成→Aタイプを選択し、IPアドレスにNASのアドレスを入力

  1. リバースプロキシの設定
     リバースプロキシでhttps(18088)をhttp(8080)に転送する設定を行う
    ・コントロールパネル → ログインポータル → 詳細設定 → リバースプロキシ
    スクリーンショット 2023-03-28 14.02.37.png
    ・リバースプロキシ規則の入力
    スクリーンショット 2023-03-28 14.04.35.png

(1) 任意 識別するための名前 (プロキシ名を反転は翻訳の誤り?)
Target
(2) プロトコル:HTTPSを選択
(3) ホスト名:NASにアクセスする時の名前 このテストではDNSで仮に設定した名前
送り先
(4) ポート:ブラウザでNASにアクセスする時のポート番号
(5) ホスト名:localhost
(6) ポート:8088 Dockerのホスト側ポート

NAS でのDockerコンテナの起動

・ Dockerコンテナで表示しているページなのか識別できるように、Nginxで表示するindex.htmlを作成する
 ディレクトリは作業用アカウントのHOMEディレクトリに作成したdockerWebDirディレクトリを使用する

index.html
rainuser@DS1621-3:~$ cat /volume1/homes/rainuser/dockerWebDir/index.html 
Displayed with docker's nginxi<br>
on DS1621 Made by Taro

・ dockerコンテナの起動

rainuser@DS1621-3:~$ docker run --name hello-nginx --rm -v /var/services/homes/rainuser/dockerWebDir:/usr/share/nginx/html:ro -d -p 8088:80 nginx
bfd7c8b1a4905f04a1d6fd06693d56f462a37b5262d8e7c52d490e4c5894aa52

ブラウザでの動作確認

・ ブラウザからはhttpsを指定して、DNSサーバで作成してテスト用のドメイン名でアクセスする
スクリーンショット 2023-03-28 14.55.34.png

・ 自己証明書を使用しているので、この時に「自己署名証明書の警告」が表示されるので、「危険を承知で表示」などを選択してページを表示させる
下記はsafariでの表示例 「危険性を理解している場合は このWebサイトを閲覧できます」の赤枠部分をクリックする
スクリーンショット 2023-03-28 16.43.58.png

下記はFirefoxで証明書を確認した時の表示で、「安全ではありません」「セキュリティ例外として追加されました」と表示されているが、httpsで接続できた
スクリーンショット 2023-03-28 14.57.09.png

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