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【AWS RDS】RDSの冗長化構成

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内容

RDSの冗長化構成時に取る手順を以下にまとめる。

目次

RDSの冗長化構成手段

RDSの冗長化の手段には以下の2つがある。

  • マルチAZ構成
  • リードレプリカ

マルチAZ構成

RDSインスタンスを複数のAZに配置することで、どれか1つのAZに障害が発生してもシステムの利用を継続できる「高可用性」を実現するための手段。
データは同期的に複製される。

リードレプリカ

「データ読み取り専用」のRDSインスタンスを作成することで、「拡張性」を実現するための手段。
AWS公式によると「RDS リードレプリカは、マルチAZ配置を補完する」とあり、リードレプリカでも「高可用性」の実現は可能。
データは非同期的に複製される。

Auroraではない場合の設定

マルチAZ

マルチAZ構成にするかどうかは、RDS新規作成時の設定項目で設定ができる。

  • RDSコンソール > 右上「データベースの作成」 > 「可用性と耐久性」項目
    スクリーンショット 2023-08-03 14.36.07.png

リードレプリカ

RDSインスタンス作成後、データベース > アクション > リードレプリカの作成 より作成。
image.png

Auroraの場合の設定

Auroraを利用する場合は、DBクラスターという単位で取り扱う。
また、プライマリーとなるDBインスタンスを作成後、最大15個の読み取り専用Auroraレプリカを作成することができる。
Auroraレプリカはリーダーインスタンスとも呼ばれる。

Auroraの場合マルチAZはあまり考えなくて良い

Auroraの耐久性、可用性は以下

  • 耐久性
    • プライマリーインスタンスのみでもデータを3つのAZにかけて6個のレプリケーション作成
  • 可用性
    • プライマリーインスタンスのみの場合は10分未満でサービスが回復

耐久性はプライマリーインスタンスのみでも高い水準。
可用性は10分未満となり、マルチAZ構成と比較すると時間がかかるが、オンプレで予備機を待機させているのと同じ状況と言える。
またRDS for MySQLのフェイルオーバー先はスタンバイ機(使用できない)が、Auroraの場合はレプリカ(使用できる)なので、トータル台数はAuroraのほうが少ないのでコスト効率が良い。

したがってAuroraの場合はレプリカ作成の手順を取る。

Auroraレプリカの作成

  • RDS > データベース > 対象のクラスターを選択 > アクション > リーダーの追加
    image.png

  • 設定項目の入力
    AZはプライマリーと異なるAZを選択しています。
    image.png

これでAroraレプリカの作成完了。

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