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Parseを触ってみた(iOS-1) - ユーザ管理 -

今回試したこと - Crash Reporting

Parseでは、クラッシュレポートについても扱える。
せっかくなのでCrittercismからの移行を考えて触ってみたのでまとめてみた。
※日本版のドキュメントには、導入情報などが書いてないので注意。

環境

iOS
- SDKの管理はcocoapodsを利用
  - http://cocoadocs.org/docsets/Parse/1.6.4/

Podfile

platform :ios, "7.0"

target "parse" do
	pod 'Parse', '~> 1.6'
	pod 'ParseCrashReporting', '~> 1.6'
end

設定 - Step1 -

Parse CLIのダウンロード

curl -s https://www.parse.com/downloads/cloud_code/installer.sh | sudo /bin/bash

Parse Cloud Codeディレクトリの作成

parse new

上記をおこなうとParseのログインアカウントなどを聞かれるので指定する。
すると、以下のようなディレクトリが作成される。

 - parse
   - cloud
   - config
   - public

Run Script Phaseの追加

Xcodeで「Build Phases」を選択し、「Run Script Phase」を追加する。
追加する内容は以下。

export PATH=/usr/local/bin:$PATH
CLOUD_CODE_DIR=<path_to_cloudcode_folder>

if [ -d ${CLOUD_CODE_DIR} ]; then
    cd ${CLOUD_CODE_DIR}
    parse symbols "${DWARF_DSYM_FOLDER_PATH}/${DWARF_DSYM_FILE_NAME}"
else
fi

path_to_cloudcode_folder には上記のステップで作られたディレクトリ(Parse Cloud Codeディレクトリ)を指定する。

設定 - Step2 -

次に、テストアプリ側のコードを記述する。

まずはimport。

サンプルコード

# import <Parse/Parse.h>
# import <ParseCrashReporting.h>

そして、AppDelegate.mに以下のコードを追加する。

サンプルコード

- (BOOL)application:(UIApplication *)application didFinishLaunchingWithOptions:(NSDictionary *)launchOptions {
	// Enable Crash Reporting
	[ParseCrashReporting enable];
 
	// Setup Parse
	[Parse setApplicationId:@"parseAppId" clientKey:@"parseClientKey"];
}

やるべきことは、これだけでOK。

動作確認

動作確認をするために、AppDelegate.mの application:didFinishLaunchingWithOptions:　とかに以下のようなクラッシュするコードを記述する。

サンプルコード

dispatch_after(dispatch_time(DISPATCH_TIME_NOW, (int64_t)(5.0 * NSEC_PER_SEC)), dispatch_get_main_queue(), ^{
    [NSException raise:NSGenericException format:@"Everything is ok. This is just a test crash."];
});

レポート画面

上記のコードを記述し、アプリを動かすとクラッシュする。
その後に、再度アプリを起動するとクラッシュレポートが表示されるようになる。
※クラッシュするコードのままだとアプリ起動時に再度クラッシュするので注意。

上記の赤枠の箇所が今回のコードでクラッシュした情報を表示しているもの。
そして、詳細は以下の様な感じで表示される。

参考

https://parse.com/docs/ios_guide#crashreporting/iOS