はじめに
現在、慶應義塾大学修士2年で大手企業のデータサイエンティスト職としての就職が決まっているタランチュラです。
この記事では、これからデータサイエンティストとしてのキャリアを目指そうとしている方々に向けて、僕がなぜデータサイエンティストを志望したのか、その理由やきっかけをまとめたいと思います。
実際の就活でも書いた「データサイエンティスト志望理由例」もまとめたので、ぜひ就活前に参考にしてみてください!
また、僕は統計や機械学習に関する情報を日々Xでも発信していますので、興味のある方はぜひフォローしていただけると嬉しいです。
今後の就職活動やスキル習得の参考に、少しでもお役に立てれば幸いです。
データサイエンティストの志望理由
興味を持ったきっかけ
僕がデータサイエンティストを志望した理由は、大学2年生のときに受けたPythonプログラミングの授業がきっかけでした。
もともと、なんとなく理系科目が得意で理系大学に進学していたものの、特別にやりたい仕事があったわけではなく、「でも将来は理系の仕事に就きたいな」という程度の考えでした。大学の授業も全般的に退屈だなと感じることが多かったのですが、プログラミングの授業だけは違いました。自分でコードを書き、動かして結果を得る過程が面白く、もっとできるようになりたいと初めて思えたのです。
エンジニアインターン
そこから「プログラミングを活かす仕事」に興味を持ち、「エンジニア」と「データサイエンティスト」という職種にたどり着きました。しかし、どちらも聞いたことはあるけれど、具体的な仕事内容はよくわかりません。
そこで実際の業務経験を積むことで見極めたいと考え、まずはソフトウェアエンジニアのインターンシップに参加しました。インターンでは、技術を素早くキャッチアップし、チーム開発をスムーズに進める力が身についた一方で、「かなり技術に特化している職種だな」という印象を受けました。もちろん技術的探求も楽しかったのですが、もう少しビジネス領域に踏み込んだ形で自分のスキルを活かしていきたいと感じるようになったのです。
データサイエンティストインターン
そこで次にデータサイエンティストとしてのインターンに挑戦してみました。ここでは、さまざまなアプローチやアルゴリズムを組み合わせてデータを分析し、その分析結果から示唆を得て、さらにその示唆を資料にまとめて報告するという一連の流れを体験できました。
データ分析からビジネス上の示唆を導き、それをわかりやすく可視化・伝達するプロセスが、ものすごく楽しく感じられたのを今でも覚えています。
加えて、これまで理系として学んできた統計や数学の知識がそのまま役立つ場面が多かったことも嬉しかったです。「自分の理系知識を活かしつつ、ビジネスにも貢献できる」データサイエンティストには、まさにそんな魅力が詰まっていると実感しました。
このように実務を通じて、自分の得意分野であるプログラミングや統計、数学をフルに活かしつつ、ビジネスの最前線に近い立ち位置で働けるのがデータサイエンティストの大きな魅力だと感じるようになりました。
それが今の僕がデータサイエンティストとしてキャリアを歩みたいと思う理由となっています。
ESに書いた志望理由例
僕が実際にESに書いたデータサイエンティストの志望理由例を個人が特定されないよう一部改変してお見せします。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
志望理由
私はデータから価値を創出し、ビジネスや社会へ大きなインパクトを与えられるデータサイエンティストを志望する。なぜなら、大学でのプログラミングの授業を通じてエンジニアリングの面白さを知り、統計や数学といった理系の知識を活かしながら、ビジネスにより近い形で貢献できる職種に大きな魅力を感じたからだ。ソフトウェアエンジニアのインターンで技術開発力を養った一方、よりビジネス視点を取り入れて幅広い課題にアプローチできるデータサイエンティストこそ、自分が本当にやりたい道だと確信した。実際にデータサイエンティストのインターンに参加し、データ分析から示唆を導き、成果をレポートとしてまとめる一連のプロセスに大きなやりがいを感じた。特定のアルゴリズムを駆使するだけでなく、業界構造やビジネスモデルへの深い理解が分析の説得力を高めることを実感し、データサイエンティストとしての専門性にはドメイン知識が不可欠だと痛感している。今後は特定ドメインの知識を強化し、ビジネスとテクノロジーの懸け橋として付加価値を生み出せるデータサイエンティストを目指したい。また、「この業界といえば◯◯」と呼ばれるような存在となり、社会に新たな価値をもたらす挑戦を続けたいと考えている。
ポイント
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論理構成(PREP法)を意識した流れ
最初に主張(Point)を提示し、理由(Reason)を述べ、具体例や経験談(Evidence)で裏付け、最後に結論(Point/Conclusion)を再提示することで、読み手にわかりやすく伝える。 -
志望する理由を具体的に
大学での授業やインターンシップなど具体的な経験をもとに、「なぜデータサイエンティストなのか」を説得力のある形で述べる。 -
実践的な経験で裏付ける
ソフトウェアエンジニアとデータサイエンティスト双方のインターンを経験したことでの学びを具体的に示す。 -
今後の展望を示す
特定ドメインの知識を強化して、分析の説得力を高めたい」「業界で◯◯と呼ばれるようなデータサイエンティストを目指したい」など、今後のキャリアビジョンを具体的かつ力強く述べる。
おわりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。少しでも「データサイエンティストになりたい」という皆さんの参考になれたのであれば、とても嬉しいです。もし役立つ情報があったと感じていただけたら、ぜひ「いいね」を押してもらえると励みになります。
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これから就職活動に臨まれる方々が、納得のいくキャリアを築けるよう心から応援しています。皆さんの就職活動がうまくいくことを願っています!