本記事の趣旨
私は昨年末に転職をし、かねてより憧れていたデータエンジニアとなりました。
転職理由は、データから洞察を得て業務に活かすってかっこいいなという安易なものです。正直なところ、データ使って何かするんでしょ位の理解で転職しました。
今はETLの処理を実装したりしているのですが、そのうち提案活動とか、仕事つくりに行くところをやらないといけない雰囲気があるんですよね。
そんな状況なので、データエンジニアって結局なにができるようになればいいのさ。と一回ちゃんと考えてみて、私はこんなことできないといけないんだ(できるとは言ってない)を自分なりに書き留めておこうと思います。
そもそもエンジニアって
エンジニアってなに。ってところから考えようかと思います。エンジニアって一昔前は「プログラムが書ける人」のイメージが強かったんですがどうですかね。
時がたつにつれてプログラムが書けるだけのエンジニアって需要が減ってきている気がします。
色々なサービスが出現してきたことで、いくらでもカスタマイズができてしまうが故に、どのサービスをどの設定で使うか。みたいな検討が各クライアントで必ず必要になってくるんですよね。
この検討に納得感を持たせることが今のエンジニアの大変なところですよね。
つまり、先方の 業務課題レベル の話を理解して"適切な"サービスを組み合わせてシステムとして納める みたいな、一連の流れが今のエンジニアに求められていると思ってます。いわゆるコンサル的な動きですよね。
コンサルってよくお医者さんに例えられますよね。会社のお医者さん みたいな。
会社(患者)の課題(症状)を打合せやアンケート(問診や検査)で把握して、解決策(処置)を提示して、必要であればシステム(処方箋)を収める。
そう考えると、〇〇エンジニアと名の付く肩書って〇〇科と名の付くお医者さんと一緒なんじゃないかと思うんです。病院も科によって見れる症状が違うじゃないですか。なので、エンジニアも種類によって対応できる課題が違うんですよ。そうするとデータエンジニアってどんな課題を診れるんだと。
データエンジニア
データエンジニアとは
「データエンジニア とは」で検索すると、仕事内容とか必要なスキルがたくさん出てきますよね。例えばこんな感じ。
- 仕事内容
- データ活用の基盤作り
- データの加工や整理
- AIや機械学習のマネジメント
- データエンジニアに求められるスキル
- 基本的なプログラミングスキル
- データベースに関するスキル
- インフラやクラウドに関する知識
- フレームワークに関する知識
- データ分析の知識
これって、お医者さんでいうところの「どの薬によって症状を治すか」にあたる部分だと思うのです。
この視点でデータエンジニアを考えることに何か違和感があります。お医者さんになりたい人って、風邪薬を処方したいから医者を目指すわけではないと思うんですよね。
多分、"風邪"みたいな症状を治したいからですよね。(患者だって症状を治したくて病院に来てると思います。薬を貰いたいわけではないはず。)
これと同じで、私もシステムを構築したいんじゃなくて、課題を解決できればいいなと思ってます。
どんな課題なら解決できます って言わないといけないと思ってます。
じゃあ、データエンジニアが解決できる課題ってどんなものでしょうか。
データエンジニアが解決できる課題
クライアントがデータエンジニアに診てもらいたい課題って一言でいうと「情報をうまく活用できてない」ということです。(少なくとも、現職の今までの仕事見てみたらそうだった。)
最近になって、データ利活用 とか データドリブン みたいな言葉が一般的になってきたことによって、意思決定はデータに基づくいてないといけない という潮流からなのでしょう。
課題は抽象化するといたってシンプルです。
じゃあそれを具体化しようとしたときに問題がいろいろと起きてくるのです。
実際に業務の中で携わってきた課題としては、
現状は情報をエクセルで管理しているので、更新に丸一日かかる。
しかもその情報の信ぴょう性もわからない。
とか、
データを利用した意思決定が熟練者にしかできない。
しかし、一般社員には何を判断材料にすればわからない。
とか。
そうすると、今の更新の運用はどうなっているのか や 熟練者がどういった情報をもとに意思決定しているのか といった課題の把握(問診)が必要になってくるんですよね。
ここにすごく労力と時間がかかるし、技術と経験が必要になってくると思うんですよね。
最後は解決につなげないといけないので、そのために聞かなきゃいけないことがあるはずなんですよ。それが今の私にはわからないし勉強していかないといけない。
つまりスキルを身につけないといけないんですが、やっぱり課題ベースに考えられるべきだと思います。スキルも課題を解決するための手段にすぎないということを頭にとどめておくべきだと思います。
まとめ
私が将来データエンジニアとして活躍していくために、今考えていることを書き殴りました。
- 会社は抱えている課題を解決するためにお金を払っていること
- 課題を理解しない限り解決策の検討に進めないこと
- 課題を理解するために聞いておかなきゃいけないことがあること ← ここがわからない
この意識を忘れずにいたいと思います。なんで勉強してるんだっけ?となったときに立ち返れるように。