ガッツリLinux環境を構築したい人向け -> WSLでWindowsにLinux開発環境を構築する
Scoopとは
コマンドラインで操作するパッケージマネージャ。
Homebrewやapt-get的なもの。
WindowsでもLinuxと同じようにツール類を扱いたい人向け。
詳しくはGitHubのWiki (So What?) を参照。
手順
今回はScoopを使ってNode.jsをインストールする。
1. Scoopのインストール
power shellを起動し次のコマンドを入力。
iex (new-object net.webclient).downloadstring('https://get.scoop.sh')
もしエラーが出たら次を入力。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -scope CurrentUser
2. Node.jsをインストール
Scoopはパッケージをbucketと呼ばれるもので管理している。
まず、Node.jsを scoop search
コマンドで検索する。
scoop search node
'main' bucket:
eventstore (4.1.0) --> includes 'EventStore.ClusterNode.exe'
node-chakracore (8.11.1)
nodejs-lts (8.11.1)
nodejs (9.11.1)
sliksvn (1.9.7) --> includes 'svn-populate-node-origins-index.exe'
'main' bucket
に存在する nodejs-lts (8.11.1)
と nodejs (9.11.1)
がインストールできることがわかる。
ではNode.jsをインストールする。
scoop install nodejs
...中略
'nodejs' (9.11.1) was installed successfully!
このようにScoopは常に最新のパッケージがインストールされる。
3. versions bucketをインストール
Scoopには~envのようなバージョン管理はなく、そのかわりに version bucket
をインストールした上でバージョンの違うパッケージをインストールする。
scoop bucket add versions
もう一度Node.jsを検索する。
scoop search node
'main' bucket:
eventstore (4.1.0) --> includes 'EventStore.ClusterNode.exe'
node-chakracore (8.11.1)
nodejs-lts (8.11.1)
nodejs (9.11.1)
sliksvn (1.9.7) --> includes 'svn-populate-node-origins-index.exe'
'versions' bucket:
nodejs010 (0.10.48)
nodejs012 (0.12.18)
nodejs4 (4.9.1)
nodejs6 (6.14.1)
nodejs7 (7.10.1)
nodejs8 (8.11.1)
nodejs9 (9.11.1)
'versions' bucket
に存在するバージョン違いのNode.jsがインストールできるようになる。
scoop install nodejs8
...中略
'nodejs8' (8.11.1) was installed successfully!
node -v
v8.11.1
4. バージョンの変更
scoop reset
コマンドを使う。
scoop reset nodejs
Resetting nodejs (9.11.1).
Linking ~\scoop\apps\nodejs\current => ~\scoop\apps\nodejs\9.11.1
node -v
v9.11.1
また、bucketは自作することができ、Scoopに登録されていないパッケージもインストールできるそうな。
おまけ
scoop uninstall
で 〜を削除できません: パス '〜' の一部が見つかりませんでした。
と表示されたら
インストールされたパッケージのファイルパスが長いせいかと思われる。下記を参考にディレクトリのリネームを試す。
bashでScoopが使えるかどうか
使えるけどScoopが実行されるたびにPowerShellが起動されるから効率悪い。