DjangoのHttp404

##この記事の内容
Djangoでよく見るHttp404を使った例外エラー処理について解説します。

views.py（よく見るエラー処理）

from django.http import Http404
from django.shortcuts import render
from polls.models import Poll

def detail(request, poll_id):
    try:
        p = Poll.objects.get(pk=poll_id)
    except Poll.DoesNotExist:
        raise Http404("Poll does not exist")
    return render(request, 'polls/detail.html', {'poll': p})

##Http404は何がイケてるのか
そもそも、raiseは強制的に例外処理を出すためのpythonのメソッドです。
raise Http404では実際にページが存在するかどうかに関わらず、好きな時に404のエラーを出力することができます。
例えば以下のようなコードのときは、valueが2の時に404エラーを出し、それ以外の時には適切なルーティングを行うことができます。

views.py

def example(request,value):
    if value == 2;
        raise Http404
    return HttpResponseRedirect(reverse('example'))

実際にはこんな使い方はしないと思いますが、

views.py

def example(request,value):
    if request.method == "POST";
        raise Http404
    return HttpResponseRedirect(reverse('example'))

とすればPOSTの時だけ404エラーを出すこともできます。

##Http404を使ったエラーページのカスタマイズ

Http404を使ってエラーページをカスタマイズすることもできます。
自分の好きなhtmlファイルを作成し、templatesフォルダの直下に"404.html"を配置します。
そして、必ずsettings.pyの中でDEBUG=Falseにします。
（デフォルトではTrueになってます）

settings.py

DEBUG = False

もし、カスタマイズしなかった場合は、以下のようにデフォルトの404エラーページを返します。

また、DEBUG=Trueになっていた場合、通常の404debugページが表示されます。

##参考サイト
Djangoドキュメント
https://docs.djangoproject.com/en/3.1/topics/http/views/