BitcoinウォレットのサンプルソースがRubyで記述されていたために、実行環境を作ることを思い立ちました。同じ環境の事例があまりなかったので、細かいところも含めて最初から順番に説明します。
Windows Subsystem for Linuxのインストール
使用しているOSは、Surface Pro (2017)のWindows10を最新にしたものです。
エディション Windows 10 Pro
バージョン 1709
OSビルド 16299.309
Windowsの機能の有効化または無効化
を起動して、
Windows Subsystem for Linux
にチェックを入れます。
OKを押すと再起動となります。
Ubuntuのインストール
Microsoft Store でUbuntuを検索します。見つけたら入手をクリックしてインストールします。
rbenv をインストール
gitはデフォルトでインストールされているので、rbenvをgitからインストールします。ネットを調べると、ユーザーのローカル環境にインストールしている例が多いようだったので、そうします。
~$ git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
~/.bashrc の最後に以下の2行を追加
export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"
ruby-build をインストール
~$ mkdir -p .rbenv/plugins
~$ git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git .rbenv/plugins/ruby-build
環境整備
ここまでは、ローカル環境にファイルをコピーして、環境変数を変えるという作業だけだったが、インストール直後のUbuntuは少し実行環境を整備する必要がある。
~$ sudo apt update
~$ sudo apt install gcc
~$ sudo apt-get install autoconf bison build-essential libssl-dev libyaml-dev libreadline6-dev zlib1g-dev libncurses5-dev libffi-dev libgdbm3 libgdbm-dev
Ruby のインストール
最新のRubyを入れます。
~$ rbenv install 2.5.1
~$ rbenv rehash
~$ rbenv local 2.5.1
環境の更新
インストールしても実行できなかったので、いろいろ試しましたが、おそらくこれが必要だろうと思い、やってみたらうまくいきました。
~$ source .bashrc