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Railsで主キーをid以外に設定し、ほかのテーブルとアソシエーションを結ぶ

Last updated at Posted at 2020-06-16

先日、どうしてもテーブルの主キーをID以外に変えなければならない状況になり、依存関係もあるテーブルの主キーを変更したのですが、個人的にはかなり躓いてしまったので、手順をメモします。

やったこと

実施したことは以下の通り。

  • マイグレーションファイルを変更(参照先テーブル、参照元テーブル)
  • モデルの変更(参照先テーブル、参照元テーブル)

なお、環境は以下の通り

  • Rails 5.2.4.2
  • Postgresql 12.2

マイグレーションファイルの変更

参照先テーブルの設定

officesテーブルに従属するstaffsテーブルがあったとします。
officesテーブルの主キーはoffice_codeとします。

この時officeテーブルを作成するマイグレーションの設定は下記のとおりです。

migration
class CreateOffices < ActiveRecord::Migration[5.2]
  def change
    create_table :offices, id: false do |t|  # id: falseを追加
      t.string  :name, null: false
      t.integer :office_code, null: false, primary_key: true  # primary_key: trueを追加
  
      t.timestamps
    end
  end
end

id: falseで自動で主キーをIDにする設定を解除します。
次に、primary_key: true で明確にoffice_codeを主キーに設定します。
参照される側のテーブルの設定はこれで終わりです。

参照元テーブルの設定

次に、staffsテーブルからofficeテーブルをoffice_codeという外部キーで参照したいと思います。
この時のマイグレーションファイルの設定は下記のとおりです。

class CreateStaffs < ActiveRecord::Migration[5.2]
  def change
    create_table :staffs do |t|
      t.string     :name, null: false
      t.references :office, null: false  #foreign_key: true は設定しない

      t.timestamps
    end
    add_foreign_key :staffs, :offices, column: :office_code , primary_key: :office_code
    # ここで外部キーを設定
  end
end

t.references :officeでofficesテーブルを参照することを宣言しますが、ここでforeign_key: trueを設定しないのがポイントです(ここでだいぶはまった…)。
foreign_key: trueを設定するとoffice_idを参照し続けてしまいます。

そして、マイグレーションファイルの下方に

add_foreign_key :参照元テーブル, :参照先テーブル, column: :参照するカラム , primary_key: :参照するテーブルの主キー

を記述します。

モデルの変更(参照先テーブル、参照元テーブル)

参照先テーブル

参照先テーブルであるoffice.rbのモデルファイルの設定は下記の通り。

office.rb
class Office < ApplicationRecord
  self.primary_key = :office_code  # ここに追記

  has_many :staffs

  validates :name, presence: true
  validates :office_code,   presence: true
end

まず、self.primary_key = 'カラム名'で主キーを設定します。
これによってfindメソッドでoffice_codeによる検索が可能になります。

参照元テーブル

最後に、officesテーブルを参照しているstaffsテーブルのモデルの記載について

staffs.rb
class Staff < ApplicationRecord
  belongs_to :office, primary_key: :office_code # ここに追記

  validates :office_id, presence: true
  validates :name, presence: true, length: { maximum: 50 }
end

primary_key: :office_codeの部分で、staffsテーブルからデータを参照するときの主キーを:office_codeに変更します。

上記で、無事、依存関係のあるテーブルにおいて、主キーをIDから変更し、アソシエーションを定義することができました。
まだ理解があいまいな点もあるので、間違いを発見したら修正していこうと思います。

参考情報

Railsで規約に沿わない古いデータを扱う
[Rails] 主キーがid以外のテーブルを外部キーに設定する方法
Active Record の関連付け
Rails で id 以外を主キー(primary_key)に設定する

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