いかに指をキーボードのホームポジションから動かさずにタイピングできるかが作業の効率に関わると思っています。
以前下記の記事を書いてKarabiner-Elementsを利用してキーボードのカスタマイズについて紹介しました。
設定を少しアップデートしたので参考にいただけるときっと皆さんの作業速度が上がるはずです!
Karabiner-Elementsって?
以前の記事に書いているのでサラッと紹介しておきます!
Macのキーボードの設定をカスタマイズするためのソフトウェアです。
このによってキーの割り当てを変更できます!
Macの環境設定からある程度の割り当てを変えることができますが、Karabiner-Elementsはさらに細かく柔軟なキー設定ができるのでcaps lock
に文字列のL
を割り当てられます!
個人的オススメキーボードカスタマイズ
1ヶ月ぐらい試行錯誤してこれは良さそう!と思った設定を紹介します。
Karabiner-Elementsのアプリケーションを立ち上げて、「Simple Modifications」→「For all devices」を選択します。
外付けのキーボードを利用しているなどキーボードで個別に設定したい場合は該当するキーボードを選択して設定してください!
設定するには「Add item」から追加します!
caps lock
をcontrol
に変更(以前の記事でも紹介)
「Add item」をクリックするとセレクトボックスが表示されます。
- 左側のセレクトボックスには
caps_lock
- 右側のセレクトボックスには
left_control
を設定します。
control
は通常のキー配列だと小指と手のひらの付け根あたりに位置するので少し押しづらいと感じていました。
caps_lock
をcontrol
に設定すると小指でcontrol
を楽に押せます!
右側のshift
を`(バッククォート)に変更
バッククォートをどこのキーに設定するか迷ってましたが、現在は右側のshift
をバッククォートに設定しています。
意外に私は右のshift
は使っていないことに気がついたためです!
以前はfn
キーに対して設定していましたが、ふとした時にfn
キーが使えないのは不便でした…。
command + Q
長押しでアプリケーションを終了
command + Q
を誤って押してしまってアプリケーションを閉じてしまうことはありませんか?
たまに発生していたので長押しすることでアプリケーションが閉じるようにカスタマイズしました!
こちらの設定はセレクトボックスの設定ではなく、jsonに直接書き加えます!
サイドメニューから「Complex Modification」選択、切り替わった画面の「Add your own rule」(下記画像の右上)をクリックします。
するとjsonコードが表示されます。
下記のコードを"manipulators": []
の配列に追加します。
{
"from": {
"key_code": "q",
"modifiers": {
"mandatory": [
"command"
],
"optional": [
"caps_lock"
]
}
},
"to_if_held_down": [
{
"key_code": "q",
"modifiers": [
"left_command"
],
"repeat": false
}
],
"type": "basic"
}
するとcommand + Q
を長押しすることでアプリケーションを終了するようになります!
command
空押しで日本語と英語の入力切り替え
人によって入力切り替えの設定は違うとは思いますが、わざわざ2つのキーを押さないといけないのが煩わしかったのでcommand
を押すだけで切り替えられるようにしました!
サイドメニューから「Complex Modification」選択、「Add predefined rule」をクリックします。
表示されたwindowの「Import more rules from the Internet」をクリックします。
表示された画面の検索窓に「For Japanese」を入力して検索してください。
検索された結果から「For Japanese(日本語環境向けの設定)」を「Import」してください。
画面を戻ってもう一度サイドメニューから「Complex Modification」選択、「Add predefined rule」をクリックします。
すると先ほどインポートしたルールが追加されているのでその中から「コマンドキー(左右どちらでも)を単体で押した時に、英数・かなをトグルで切り替える」を「Enable」をクリックして完了です!
他にも入力切り替えの設定があるのでお好みで設定して馴染むものを選んでいただければと思います!
数字と記号を入れ替える
コードを記述していると記号を使うのにわざわざshiftを押すよりそのまま記号が打ち込めたらいいな…と思って探したらありました!
先ほどの日本語切り替えと同じように「Import more rules from the Internet」からインストールします!
「Exchange number and symbols」をインストールして有効にしてください!
すると数字は「shift」を押しながら、記号はそのまま押せば入力できるようになります!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
それほど設定は難しくないと思います!
複雑なことをしようと思うと先ほどのJsonの修正を行う必要がありますが、少しキーの設定をカスタマイズするならKarabiner-ElementsのGUI上から設定が可能です!
キーをカスタマイズして作業効率を上げていきましょう!