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フロントエンド開発で役に立つTipsAdvent Calendar 2023

Day 6

propsでタグとなる文字列を受け渡して動的にHTMLタグを生成するコンポーネントを作り方

Last updated at Posted at 2023-12-05

propsでタグとなる文字列をpropsで渡して、HTMLタグとしてレンダリングするコンポーネントの作り方を紹介します。

TypeScriptやReactを学び始めて間もない方にオススメの内容だと思っております!

【結論】利用したいタグを直接渡せるようにする

私のような初心者はコンポーネントを作成する時に下記のような作り方をしてしまいます。

import React, { FC } from 'react';

type Props = {
  ordered?: boolean;
};

const List: FC<Props> = ({ ordered }) => {
  const ListTag = ordered ? 'ol' : 'ul';

  return (
    <ListTag>
      <li>listItem</li>
      <li>listItem</li>
    </ListTag>
  );
};

export default List;

別に悪くないとは思いますが…微妙だと思う点が2点あります。

  • orderedという余計なpropsを増やしてしまっている
  • 変数に入れるワンクッションが少し煩わしく感じる

今の仕様だとulol`どちらかしか入らないにもかかわらず、orderedというpropsを必要とすることを知らないと使えないコンポーネントとなってしまっているのがスマートではありません…。

下記のようにコードを修正してみます。

import React, { FC } from 'react';

type Props = {
  as: 'ul' | 'ol';
};

const List: FC<Props> = ({ as: Tag }) => {
  return (
    <Tag>
      <li>listItem</li>
      <li>listItem</li>
    </Tag>
  );
};

export default List;

asというpropsを定義し、ulとolが必ず入るようにリテラル型にしました。
さらにpropsで渡された値をTagに代入して利用できる形にしました。

asを必須の値と設定していますが「?」をつけることで任意の値とした上で、propsにデフォルトの値を設定することも可能です!

type Props = {
  as?: 'ul' | 'ol';
};

const List: FC<Props> = ({ as: Tag = 'ul' }) => {

asってなんだ?

asプロパティは、ReactのコンポーネントがレンダリングするHTMLタグを指定するためのものです。
なので先ほどのpropsのtype定義をstringに変更するとエラーになります。

type Props = {
-  as?: 'ul' | 'ol';
+  as?: string
};

// エラー内容
'Tag'  JSX コンポーネントとして使用することはできません
Its type 'string | undefined' is not a valid JSX element type.
 'undefined' を型 'ElementType' に割り当てることはできません

HTMLタグの名前しか受け取れないはずのasプロパティに対してstring、任意の文字列を許容する形式に変えたことでHTMLタグとして認知できない文字列を渡せてしまうためエラーとなります。

【propsでタグとなる文字列を受け渡して動的にHTMLタグを生成するコンポーネントを作り方】まとめ

propsでタグとなる文字を受け渡す場合はasプロパティを使うことで安全なコンポーネントかつシンプルな記述を実現できます!

コンポーネントの性質によりますが、実装方法として覚えておくと便利だと思います!

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