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FauxPilotならGitHub Copilotの代わりにローカルでAIにコードを書かせられるよ

Last updated at Posted at 2023-01-24

なにこれ

  • GitHub Copilotとほぼ同じ機能をローカルサーバーで実現できるFauxPilotを紹介したい
  • VSCodeでの使用感を見せたい

使用例

  • pytorchでmnistの分類を行うexampleを作る

環境

  • FauxPilot
    commit
    $ git show HEAD
    commit 58e2ac967394b58720ce9703063e794c0f3422e2 (HEAD -> main, origin/main, origin/HEAD)
    Merge: 8df5058 c2caa89
    Author: Parth Thakkar <thakkarparth007@gmail.com>
    Date:   Tue Jan 3 16:48:53 2023 +0530
    
        Merge pull request #136 from leemgs/upstream-setup-docker
        
        fix: improved the docker compose statement to handle various docker env
    
  • docker
    docker
    $ docker version
    Client: Docker Engine - Community
     Version:           20.10.22
     API version:       1.41
     Go version:        go1.18.9
     Git commit:        3a2c30b
     Built:             Thu Dec 15 22:28:08 2022
     OS/Arch:           linux/amd64
     Context:           default
     Experimental:      true
    
    Server: Docker Engine - Community
     Engine:
      Version:          20.10.22
      API version:      1.41 (minimum version 1.12)
      Go version:       go1.18.9
      Git commit:       42c8b31
      Built:            Thu Dec 15 22:25:58 2022
      OS/Arch:          linux/amd64
      Experimental:     false
     containerd:
      Version:          1.6.14
      GitCommit:        9ba4b250366a5ddde94bb7c9d1def331423aa323
     runc:
      Version:          1.1.4
      GitCommit:        v1.1.4-0-g5fd4c4d
     docker-init:
      Version:          0.19.0
      GitCommit:        de40ad0
    
  • docker compose
    docker compose
    $ docker compose version
    Docker Compose version v2.15.1
    
  • ホストのCUDA
    cuda
    $ nvcc -V
    nvcc: NVIDIA (R) Cuda compiler driver
    Copyright (c) 2005-2022 NVIDIA Corporation
    Built on Wed_Jun__8_16:49:14_PDT_2022
    Cuda compilation tools, release 11.7, V11.7.99
    Build cuda_11.7.r11.7/compiler.31442593_0
    
  • GTX1080ti
  • Ubuntu20.04

FauxPilotって何?

  • https://github.com/fauxpilot/fauxpilot
  • 自動でソースコードを生成してくれるGitHub Copilotと同様に、例えばVSCodeからリアルタイムに次に入力すべきコードを提案してもらえます。
  • GitHub Copilotとは違い、ローカルで実行できます。
  • GitLabのVSCode拡張機能でもcodeの提案に使われることになったそうです(が、具体的な方法は不明。参考

メリット

  • オープンにしたくない自分のコードが取り込まれるのを防ぐ
    • 生成コードの予測のためには、現在書いているコードを送信する必要があります。GitHub CopilotはGitHubサーバーで動くので、コードが知らぬ間にオープンにされる可能性を否定しきれない一方、ローカルで実行するFauxPilotなら自分で管理できます。
    • GitHub Copilotの場合、ここで、自分のコードが利用されるかどうかの設定ができます。
  • 電気代しかかからない
    • 無料期間があるとはいえ、お金を有用かわからないサービスに使うのは気が引ける…という気持ちはそこそこわかる。(ただし月10ドル/年100ドル)
    • FauxPilotを走らせる分の電気代はたぶん月1ドルもかからない。
  • 複数・古いGPUが活かせる
    • 複数GPUに分けてモデルをのせられるので、使っていないGPUも使いみちが生まれます。

問題点

  • GPUが必要
    • 最小モデルで2GBですが、少なくともCC>=6.0のGPUが必要。
  • いつsuggestが出てくるかわからない
    • 文脈的に一義的でも、必ずしもsuggestされるわけではなく、改行されたらsuggestされるなど。
    • GitHub Copilotも同じく。
  • 知らないうちに誰かのコードを使っている可能性
    • GitHub Copilot(Codexモデル)のトレーニングには大量のソースコードが使われていますが、トレーニングしたモデルはトレーニングに使ったソースコードを再生成しても何も不思議ではない。
    • GitHub Copilotなら、ここでpublic codeと一致するコードの提案をblockするかallowするかの設定ができます
  • 新しいフレームワークの補完は難しい
    • 学習されていないため生成しにくいらしい。
  • メモリは常時占有します
    • GPUを使う作業を並行する場合はちょっと考えものかもしれない

インストール

requirements

  • モデルを保存できるストレージ
    • 最低2GB、最大32GB使います
  • docker
    • docker compose >= 1.28
  • GPU
    • 使用可能なGPUと、GPUごとの使用可能モデルの対応はこちらから確認できます。NVIDIA GPU with Compute Capability>=6.0が必須です。
    • ※原因未確認ですが、cuda11.6はlaunch.shがErrorで終了しました。cuda11.7に上げたところ動くようになりました。
  • その他
    • curl
    • zstd

セットアップ

  • setup.sh

    セットアップ
    # dockerが動くので、人によってはsudoが必要
    git clone https://github.com/fauxpilot/fauxpilot
    cd fauxpilot
    bash setup.sh
    
  • 設定内容

    • 基本的にenterを叩いていればOK
    • Models availableのところだけ、自分のGPUのRAMサイズと用途に合わせたものを選ぶ必要がある
      • 私はGTX1080tiで、pythonでだけ動けばいいので、[1] codegen-350MB-monoを使います
      • 2GB Total VRAMとありますが、実際走らせてみると瞬間的に3GBまで増えました。コードの長さによるかと思います。

サーバー起動

  • launch.sh
    サーバー起動
    bash launch.sh
    

GitHub Copilot拡張機能でVSCodeから使う

  • 拡張機能のインストール
  • settings.jsonに追記
    • settings -> Github > Copilot: Advanced -> Edit in settings.json
    • デフォルトでは5000番ポートでlaunchされます
    • vscodeを動かしているのと同じマシン上で動かすのならlocalhostで足りますが、うちでは別マシンで動いているのでhttp://[別マシンのIP]:5000として使っています
    settings.json
    "github.copilot.advanced": {
        "debug.overrideEngine": "codegen",
        "debug.testOverrideProxyUrl": "http://localhost:5000",
        "debug.overrideProxyUrl": "http://localhost:5000"
    }
    

気になったこと

  • commitメッセージの作成とかcode以外のところでの用途にも使えると嬉しい
  • fastertransformer.ccで処理が停止する現象が複数回見られました。少し待っていると再度レスポンスが得られる状態に戻るので、辛抱強く待っていると良いかと思います。
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