#こんな人に向けて
以下の要件を満たす方は有意義に読み進めていただけると思われます。
- 最近RPAってよく聞くけど何それ
- 興味はあるけど触ってみたいけど自動化までのハードルが高そうで手が出せない
#RPAってなんぞ
ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)、通称RPAは、これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業、もしくはより高度な作業を、人間に代わって実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用して代行・代替する取り組みです
後半「高度な作業を、人間に代わって~」の部分については無視
ぶっちゃけRPAの超上級者が取り組める領域
これを実現しようと始めると間違いなく出会って3日で挫折待ったなしなので...
簡単にいうと
PC上で動くブラウザやExcelなどのいわゆる媒体やツールを跨いで
自動で動くプロセス(robot)を作れる仕組み
と理解してもらうのが入りやすいかなと思います。
#何ができるの?
身近な移動か自動化例でいうと
- ブラウザから勤怠打刻ページを開いて打刻した後、お決まりのページや社内ツールを開く
- Aシステムからcsvデータを10種類出力した後、きまった順番でBシステムに取り込む
- データ作成~納品物作成~メール送信
などなどetc...
ここまでの話で
「自動化ってこれまでもExcelのマクロやbatでできてたじゃん」
思う人いると思います。
その通りですがRPAの最大の強みは前項で記載した通り
ブラウザやExcelなどの媒体やツールを跨いで自動で動くプロセス(robot)を作れる
ここは大きいです。
技術的な点でいうとほぼノーコードでそれが設計できるという手軽さもですね
#インストールしてみよう
百聞は一操作に如かずということでとりあえず触ってみましょう。
Power Automate Desktop(以後"PAD"と呼称します)はwindows10ユーザーならだれでも利用できます(ハズ)
無料ライセンス上の制約(※)はありますが個人利用の自動化であれば全く不自由ありません
公式の手順通りにインストールした後、拡張機能は利用してるブラウザの分くらいいれておけばいいです。
そもそもブラウザ使った自動化しない場合は拡張機能はいれなくてもOKです
#触ってみよう
いいチュートリアルが公開されていたので紹介です。
中級編くらいから会員限定公開ですが、基本操作習得には初級で充分です。
#どんなことにRPAは有用?
決まった作業を長時間繰り返すようなルーティン作業に向いています。
あとは作業品質といった面で作業自体はそんな負担ではないけどミスしがちな作業に向いてますね。機械的に行えるので毎回同じ品質の成果物がアウトプットできます。
またRPAのいいところでもあり欠点でもあるのですが、
"やろうと思えばなんでもやれる"
これで罠にはまって「RPA難しい」「RPAめっちゃめんどい」となってるユーザーはそこそこ多い気がしています。
例えばブラウザからデータを落として、Excelに転記し加工し特定フォルダに保存 という自動化を組む際
すべてRPAで自動化も可能です。
が、Excel内での操作はマクロや関数を駆使したほうが早いし、フォルダ移動等であればbatを組んだほうが早いです。
RPAの強みは「ブラウザやExcelなどのいわゆる媒体やツールを跨げる」だと思っていて、連結するための接着剤の意識を持つと有用に活用できると思います。
RPAはマクロやbatをキックするだけのイメージです。
#さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
RPAといっても多様なRPAツールがリリースされており各々の操作難易度は千差万別です。
今回紹介しているPADは天下のマイクロソフトが提供するものだけありコードを普段触ることがないユーザーにとっては比較的入りやすいツールとなっています。(正直それでもとっつきにくさはありますが...)
これから始める方には簡単な自動化をひとつ作ることをおすすめします
間違っても分岐や、繰り返しなどの入った複雑なフロー前提で設計すべきでないです。小さな自動化での成功体験を積み重ねて、まず触ることへの抵抗感をなくすが一歩目と思います。