従来のiPhoneは画面が四角で、QuickTime PlayerやMac標準のショートカットで範囲指定することでキャプチャ動画を取ることができました。しかし、最近のiPhoneは角丸で更に上のほうがボコッと凹んでいるので従来の方法ではきれいに撮ることができません。
調べてみると、iOS Simulatorを使うだけで撮れることが判明したのでその方法をまとめます。
バージョン
Xcode 12.1
やり方
iOS Simulatorの画面録画はターミナルで以下のコマンドを打つことで出来ます。
xcrun simctl io booted recordVideo ファイルの名前.拡張子
// 例: xcrun simctl io booted recordVideo sample.mov
このコマンドを実行すると、起動しているiOS Simulatorの録画始まります。Ctrl + c
で録画を終了することができ、録画した動画はコマンドを実行したディレクトリの直下に保存されます。
なんか覚えにくくない?
これらのコマンド、なんかムダに長くて覚えにくくないですか?(実際、僕は録画する度に調べていました。)
なのでエイリアスというのを設定します。
エイリアスとは
ざっくり言うと、ターミナルで打つコマンドに設定できる別名のことです。
エイリアスを設定する
今回はzshでエイリアスを設定する方法をまとめます。
こういったシェル周りの設定をいじるときはviコマンドを使うことが多いですが、慣れてない人には難しいorタイポの温床になると思うので、今回はVSCodeを使った方法を紹介します。
ターミナルからVSCodeを起動できるようにする
こちらの記事に簡単にまとまっているのでこれに沿ってcode
コマンドを使えるようにしてください。
エイリアスを設定する。
codeコマンドを使ってVSCodeを開けるようになったら次は実際にエイリアスを登録しましょう。
code ~/.zshrc
でVSCodeでファイルを開けたら以下のコードを追加して保存します。(recordDemoの部分は任意の文字列で大丈夫です。)
alias recordDemo='xcrun simctl io booted recordVideo'
保存できたらターミナルで以下のコマンドを打ちます。
source ~/.zshrc
これで、エイリアスの登録できました!これで以下のように登録したエイリアスを使うことが出来るようになりました!
recordDemo test.mov
コマンドを打つと録画が始まったと思います!お疲れ様でした!!!
最後に
エイリアスはめちゃめちゃ有効な時短テクニックです。今回に限らずgitのコマンドなど自分がよく使うコマンドを色々登録してみましょう。
(ちなみに僕はherokuをよくheorkuと打ち間違えるので、heroku='heorku'とエイリアスを登録しました。)