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【Vue.js】vue-routerによる静的インポートと動的インポートの比較

Last updated at Posted at 2024-04-22

Vue.jsアプリケーションの開発では、コンポーネントのインポート方法を選択する際に静的インポートと動的インポートの2つの方法があります。

静的インポート

静的インポートは、コンポーネントを通常のJavaScriptのimport文を使って静的にインポートする方法です。以下は、vue-routerでの静的インポートの例です。

import HomeView from '../views/HomeView.vue'

const router = createRouter({
  routes: [
    {
      path: '/',
      name: 'home',
      component: HomeView
    }
  ]
})

export default router

メリット

  • シンプルで理解しやすい: 通常のimport文を使用するため、コードが直感的であり、初心者でも理解しやすいです。
  • ビルド時に解析される: 静的インポートはビルド時に解析されるため、ビルドツールがコンポーネントの依存関係を正確に把握し、効率的にバンドルすることができます。

デメリット

  • 初期読み込み時間が長くなる: ページの初期読み込み時にすべてのコンポーネントがロードされるため、初期読み込み時間が長くなる可能性があります。

動的インポート

動的インポートは、JavaScriptのimport()関数を使用してコンポーネントを動的にロードする方法です。以下は、vue-routerでの動的インポートの例です。

const router = createRouter({
  routes: [
    {
      path: '/',
      name: 'home',
      component: () => import('../views/HomeView.vue')
    }
  ]
})

export default router

メリット

  • 初期読み込み時間を短縮できる: ページの初期読み込み時に必要なコンポーネントのみをロードするため、初期読み込み時間を短縮できます。

デメリット

  • コードが読みにくくなる: コンポーネントのインポートが関数になるため、コードが読みにくくなる可能性があります。
  • 追加のHTTPリクエスト: ページの初期読み込み時に追加のHTTPリクエストが発行されるため、初期読み込み時間の短縮と引き換えに、追加のネットワーク負荷がかかります。

まとめ

静的インポートと動的インポートのどちらを選択するかは、プロジェクトの要件や目標によって異なります。一般的には、ページの初期読み込み時間を重視する場合は動的インポートを、シンプルなコード構造を重視する場合は静的インポートを選択するとよいでしょう。

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