はじめに
ambrのアルファテストを実施しました。
その際の要件としては以下でした。
- テストユーザにのみアプリを配れること
- アップデートが容易に行えること
- 申請待ちの期間が短いこと(開発期間ギリギリ…)
しかし、オキュラスストアへの申請には時間がかかり、リジェクト内容も「理由は言えないけどリジェクト」という鬼のような対応をされることがあるらしく通常の申請は要件から外れました。
Unity製Oculus Go用アプリをストアへ申請する際の手順【Unity】【Oculus Go】
また、直接のビルドだとユーザの手間になる他、アップデートを行うことが難しくなってしまいます。
そこでリリースチャンネル
Oculusのリリースには、リリースチャンネルという便利な仕組みが存在します。
リリースチャンネルを活用すれば特定のユーザにノータイムでアプリをユーザに届けられ、アップデートもapkのアップロードをするだけで簡単に行えます。
この仕組みのおかげでアルファテストが格段に捗り、成功に導くことができました。
今回はそのリリースチャンネルの使い方を説明しようと思います。
その前に軽くambrの紹介
ambrとは新しい仮想世界の実現を目指すVRソーシャルサービスです。
誰でも手軽に好きなアバターに変身してコミュニケーションを楽しむことができます。
対応プラットフォームは現在のところOculus Goのみですが、将来的にはVRデバイス全てに対応したマルチプラットフォームアプリを目指しています!
近々リリース予定ですのでよろしくお願いします!
Twitterで状況の発信しておりますのでよろしければフォローをお願いします!
α版テストが本日終了しました!!
— tanaco VR | ambr VPoE (@tanacooo) 2018年10月4日
ほんとに貴重で楽しい時間を過ごさせていただきました!
これからはβ版に向け精一杯開発していきます!!#ambr
リリースチャンネルとは
リリースチャンネルとは、ユーザーにテスト段階やリリース段階の異なるアプリをテストしてもらうことができるテスターの確保と管理のための機能です。 OculusではALPHA (アルファ)、BETA(ベータ)、RC(リリース候補)、STORE(ストア申請⽤) の4つのバージョンに別れており、ビルドをアップロードすると各チャンネルごとにテスターの状況を管理することができます。
使い方
まず、Oculus公式ページからログインし、上記タブからDevelop->Manageに進みます。
そして、アプリが登録されていなければ新規作成。
手順に従ってアプリを作成したら、左のサイドバーからManage->ユーザ名->アプリ名->ビルドを管理に進む。
そして、チャンネル一覧からアップロードしたいチャンネルを選択し、apkをアップロード。
アップロードが成功すると、リリースチャンネルのステータスが更新され、リリース日、バージョン情報が追記されます。
この状態でユーザをクリックするとダイアログが表示され、ここからユーザのメールアドレスを入力することでどんどんユーザを参加させることができます!
アップデートを実行したければ、同一チャンネルに再度apkをアップロードすれば更新をかけることができます。
ダウンロード手順
OculusGoでリリースチャンネルからのダウンロードを行うには、ホーム画面でアプリを検索する必要があります。
アプリの検索結果が表示されたら、該当アプリをクリックしてダウンロードを選択すればOKです!
まとめ
リリースチャンネルを利用することで上記の要件を満たした上で、時間をそれほどかけずにアルファテストをおこなうことができました。
みなさんも、もしアルファテスト等で要件に当てはまるようでしたら、導入を検討してはいかがでしょうか!
今回は以上です~