やりたいこと

Fedora25でKVMを使ってVMを作成したい。
VMはGUIで管理したい。
VMをPXEブートさせたいので、ネットワークはNATを使わずにL2で接続させたい。

ブリッジの作成

L2で物理ネットワークに接続させるためにブリッジを作成する。
Fedora25ではNetworkManagerがブリッジをサポートしてくれているので、nmcliで作成することができる。

vsw0という名前でブリッジを作成

# nmcli con add type bridge ifname vsw0

# nmcli con
名前         UUID                                  タイプ          デバイス 
bridge-vsw0  1e45c3b0-a41b-4930-b468-180b2e1561fb  bridge          vsw0     
eno1         5334d359-b769-4b74-925d-13d558b310bc  802-3-ethernet  eno1     
enp3s0       5f4c3545-225a-4d1d-b2f8-55be53681d6a  802-3-ethernet  enp3s0   
virbr0       f12b5581-c28f-40a2-9ed0-aeaf01d8f5d4  bridge          virbr0

物理IFとしてeno1を接続する

# nmcli con add type bridge-slave ifname eno1 master bridge-vsw0

# nmcli con del eno1

# systemctl restart network

eno1をssh接続などで使用している場合は切れてしまうため注意！
vsw0がeno1と同じMACアドレスになれば期待通りに設定できている。

最終的に下記のようになる。

# nmcli con
名前               UUID                                  タイプ          デバイス 
bridge-slave-eno1  1af094e5-52da-4758-b799-1876dcc7874b  802-3-ethernet  eno1     
bridge-vsw0        1e45c3b0-a41b-4930-b468-180b2e1561fb  bridge          vsw0     
enp3s0             5f4c3545-225a-4d1d-b2f8-55be53681d6a  802-3-ethernet  enp3s0   
virbr0             f12b5581-c28f-40a2-9ed0-aeaf01d8f5d4  bridge          virbr0

KVMのインストール

VMをGUIで管理したいので、virt-managerも一緒にインストールする。

# dnf install kvm virt-manager libvirt

これで完成。とても簡単。。

あとは仮想マシンマネージャーでVMを作成する際に、ネットワークソースとして、「ブリッジ vsw0」を指定すればOK。