前提
CPUやメモリの使用率に問題がない場合に、SAPのパフォーマンス(例:トランの登録が通常より遅い)悪化している場合に、具体的に何を確認しないといけないかを備忘のために整理。
プロセス数(ワークプロセス数, WP)
Tr-cd:SM50
上記コードから、使用しているワークプロセス数を確認可能。
CPUやメモリ使用量に問題がない場合は、ここから確認してみる。
ジョブの優先度設定
例えばJP1のジョブスケジューラーを使用している場合に、ジョブごとに優先して処理する設定が存在する。
多重度確認
・親ジョブ→子ジョブで多重度を分けて処理させる
(例:品目コードの末尾(1-9)の10多重度で並列実行)
POINT:なるべく多重度で動かすデータ件数を平準化させる条件が必要
・多重度を上げても、SAPが裏で更新できるワークプロセス数は限界があるため、各環境のワークプロセス数や多重度の関係を把握する。
(自チーム以外のジョブとバッティングすることでワークプロセス数の取り合いになるケースもあるので、パフォーマンス検討の際に、対象のPGM・ジョブとワークプロセス数の関係性の整理が必要)
参考)一般的なSAPの取込の流れ
周辺Sys | ETLツール | SAP | ||
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フロントシステム | → | ファイル連携 | → | IF WORK(中間アドオンTBL) → SAP登録 |
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