一般的な機能の機能の違い
RDBは、複雑なビジネスロジックやデータ間の厳密な関連性を扱うアプリケーションに向いており、非RDBはリアルタイム性や柔軟性を重視するアプリケーションに適しています。例えば、Firebaseはチャットアプリやリアルタイムゲームに向いている一方、SupabaseはECサイトやデータ分析を行うアプリケーションに適しています。
特徴 | RDB(例:Supabase) | 非RDB(例:Firebase) |
---|---|---|
スキーマ | 固定スキーマが必要 | スキーマレス |
データの整合性 | 高い整合性を保つ | 整合性の管理はアプリ側で |
スケーリング | 垂直スケーリングが主 | 水平スケーリングに優れる |
クエリの柔軟性 | SQLで高度なクエリが可能 | 複雑なクエリやJOINは難しい |
リアルタイム処理 | リアルタイムにはやや弱い | リアルタイム同期に強い |
運用管理 | 自分で管理する必要あり | 自動化された運用管理 |
トランザクション | 強力なトランザクション機能 | トランザクション機能は限定的 |
データモデル | 正規化が基本 | 非正規化が基本 |
検索やINDEXに関する整理
検索とインデックスに関して、RDBは複雑なクエリを高速に実行するためにインデックスの手動管理が必要で、最適化次第では非常に高いパフォーマンスを発揮します。
一方、Firebaseのような非RDBは自動的にインデックスを生成し、シンプルなクエリに対しては優れたパフォーマンスを発揮しますが、複雑なクエリには限界があります。したがって、データの規模や検索の複雑さに応じて、最適なデータベース選択が求められます。
特徴 | RDB(例:Supabase) | 非RDB(例:Firebase) |
---|---|---|
検索機能 | SQLを使った複雑な条件付き検索が可能 | ドキュメントベースのシンプルな検索が主 |
複雑なクエリ | 複数のテーブルにまたがるJOINやサブクエリに対応 | 複数条件やJOINには対応していない |
インデックス管理 | 手動でインデックスを作成、最適化が必要 | 自動インデックス生成(ただし、カスタムインデックスは手動) |
自動インデックス | 一部自動生成されるが、最適なパフォーマンスには手動の調整が必要 | すべてのフィールドが自動インデックス化される |
インデックス数 | 複数のインデックスを自由に設定可能、ただし管理が必要 | カスタムインデックスに上限あり、複雑な検索には制限がある |
検索のパフォーマンス | インデックスによって大規模データでも効率的に検索可能 | 単純なクエリは高速だが、複雑なクエリにはパフォーマンス制約がある |