会社でリモートワーク制度を導入してみないかと提案してみました。
必ずしもリモートワークがいいというわけではないですが、
享受できるメリットがあるので、やってみよう!というスタンスです。
施策は何事もそうですが、やった後の評価が大切だと思っています。
やってみて良かったら続ける、だめだったらやめる。
リモートワークとは
遠隔で仕事をすること。
リモートワーク制度導入に当たっての経緯
元々システムチーム内で2名リモートワークをしていた。
理由としては、
- 物理的に来れない(青森県)
- 子供の保育園の送り迎えが出来ない
昨今採用サイトでも「リモートワーク可」をよく見るようになり、
全社でリモートワークについて検討していたが途中で頓挫。
今回とても優秀なエンジニアの採用の条件の一つに「リモートワーク」があったことをきっかけに再度チーム全体(今後出来れば全社全体)でのリモートワークを検討することになった。
まずは業務委託契約の方からリモートワークを導入し、検証する。
リモートワーク制度導入の目的
働き方(場所)の自由を実現することで場所に囚われない幅広い雇用の創出、個人の自由度の向上を図り、生産性向上の資とする。
導入メリット
オフィスに依存しない
- オフィスの固定費削減
- BPO対策になる(天変地異災害にあっても仕事ができる)
雇用枠が広がる、採用しやすい
- 地方の優秀な社員を雇用できる
(優秀な人が集まりやすくなる) - 産休・育児・介護等の家庭事情があっても働ける、働きやすい
- 膨大な人材プールにアクセスできる
社員満足度の向上
- 社員の自由度が上がる
- 出社しなくてよくなる(満員通勤電車とさようなら)
- 通勤時間がなくなり他のことができる
- 育児がしやすい、働きやすい
→離職率の低下につながる
生産性の向上
- 集中できる環境を自分で用意できる
障壁とやるべきこと
人事・評価制度
評価軸がより成果物重視となる。
成果をしっかり見れる人が評価する必要あり。
(かかった工数と成果物で判断)
- コミットメントについては今まで通り毎月の1on1で目標設定とそれに対する評価を行う。
- 360度評価(メンバー評価)
- 上長評価
- エンジニアスキル評価
マネジメント
Toggl、Trello、Backlogで管理する
週1の見積会と振返会で確認。
月1の1on1で確認。
リモートワークをするとなるとよくあがる「サボる人がいたらどうするの」問題はここでは考えない。
サボる人はオフィスに来ていてもサボる。
ただ頑張っても成果がでないこともあるので、そこのケアは必要。
(マネージャーの力量だと思う。)
例えば、何で時間がかかったとか、時間をかけた得たInputを聞くなど。
基本的に信頼関係があればそこまで問題ではない。
コミュニケーション
コミュニケーションの在り方はけっこう変わる。
チャットベースのことが多くなると思われるが、
オフィスワークと同等のレベルの環境(話したい時にすぐビデオチャットできる、ビデオチャットの精度がいい等)を作る。
→
Increments社に訪問に行った際に実際に使っているリモートワークガイドをいただき、参考に作りました。
一般にも公開されていたのでリンクを貼ります。
さすがよく出来ています。
(実例掲載)リモートワークのガイドラインを作る際のポイントは? 担当者に話を聞きました。
労務
★何をもって出勤とするか
TogglとSlackの分報で管理
★社員導入時検討必要
- 在宅勤務中の深夜労働、休日労働に関する取扱い
- 許可制にする
- 残業代の兼ね合いで残業代が極力発生しないようにする
- 就業規則の改訂の必要がある
セキュリティ
セキュリティポリシー決める
- 機密情報の取扱いを決める
- 個人情報漏えい
- PCはどうするか
- 個人PC or 会社PC
- VPN接続してるか?
- 全員のVPN設定を行う
- パブリックな環境での作業について
★社員導入時検討必要
PCIDSSの対象となっている社員をどうするか?
設備
オフィス
-
Wifi
電波が弱いところは有線にする
→今のところ無線で70M/bps以上は出るので特に問題なし -
ビデオチャット用のカメラとヘッドセット
今のところ会議室Aはある。
人が増えてきて必要があれば会議室B、Cも購入する
リモート
-
Wifi
ビデオチャットで支障がないレベルの回線速度の環境にする。
(くだり20M/bps以上) -
ビデオチャット用のカメラとヘッドセット
カメラ・ヘッドセットは個人の私物を使用する。
Publicな環境で雑音を拾わないよう集音マイクが望ましい。
リモートワーク対象者
業務委託契約の方
★社員導入時検討必要
- 基準を設ける
- 基準を満たしたらOK
- 各部門マネージャーの裁量で決める
- ★リモート出来ない人はどんな人?
## リモートワーク頻度
週1回からスタートする
課題を解決していったら週2.3.4と増やしていく
## 他の部門との差
★
サポート部はどうするか
電話応対で課題がある
## メリットを享受できない人たちをどうやって説得するか
メリットを享受できない人を作らない→全社で行う
エンジニアはFS(調査員)として1次フェーズで導入する
会社全体の一体感・文化形成
- 理想は会社に来たくなるような会社を作る
- オフィスの価値をあげる
- オフィスを文化の共有の場とする
- 週1.2必ず来るような施策?
- 月1飲み会?
- 直接会って気持ちを共有できる場を設ける
新卒の教育
★新卒の教育はどのように行うか?
新卒とOJTは常にハングアウトをつなげておく?
→リモートワーク対象者の条件で勤務半年以上とか1年以上とか基準を設ける
導入後の評価
何を持ってリモートワーク制度導入完了とするか?
1次フェーズはロボシステムエンジニアの業務委託契約者全員がリモートか出社か自由に選べる状態になっていること
評価どうするか
- メリットを実現できているか
- デメリットを潰せているか
- リモートワーク制度を導入して良かったか?(個人)
→アンケート作る
参考
大手企業導入事例
fledge
increments
場所を問わず仕事ができる!リモートワークを導入するメリットと実例、円滑にリモートワークを行うためのツールまで徹底解説
リクルート働き方変革
リモートワーク(在宅勤務)はあなたの出世を阻んでしまうことを覚えておこう
リモートワーク開始、導入、廃止の企業3社に聞く「リモートワーク制度導入の可能性と実現方法」
増え続けるリモートワーカー
Latest Telecommuting Statistics