はじめに
Sign in With Appleを実装するにあたり、レビューガイドラインを一読されている方は多いと思いますが、HIGのData Managementに言及されている方はあまりいらっしゃらないのかなと感じました。
ここでは、そのData Managementを読むことでAppleのサインインに関する考え方が読み取れると感じ、実装する際の参考にしてもらえばと思います。
結論
この文章を読めば全て解決します。
https://developer.apple.com/design/human-interface-guidelines/sign-in-with-apple/overview/data-management/
要約した内容が欲しい人向け
Sign in with Appleをプライバシーと利便性のために使う
できるだけ早くサインインを終わらせ、人々を新しいアカウントに歓迎する
ユーザーに新しいアカウントをすぐに登録できるようにする - 不要な情報を問い合わせて、ユーザーエクスペリエンスを遅らせないようにしましょう
その情報は必須なのか登録した方が良いのか、明確にしよう
データが法律上や契約上必要なのであれば、その情報が必要であることをユーザーが理解しているか、確認するようにしてください。
データが必須でないけど、ユーザーエクスペリエンスが向上するのであれば、情報が必須でないことをユーザーに伝え、その情報があることでユーザーにどんな利点があるのかを伝えるようにしましょう。
パスワードの入力を求めない
Sign in with Appleを使う主な利点は、サービスごとのパスワードを入力する必要がないことです。Sign in with Appleが使えないようになっていない限り、パスワードの入力を求めないでください。
ユーザーがプライベートメールアドレスを使う場合、ユーザーのメールアドレスを問い合わせない
Sign in with Appleを使うと、ユーザーはプライベートメールアドレスを使ってメールを受信することができます。ユーザーがパーソナルメールアドレスを使いたくないという選択を尊重してください。メールアドレスを一意なIDとして利用している場合、以下の方法を使うことができます(本文省略)
オプショナルなデータを求める前に、ユーザーがアプリを使用できる機会を提供しましょう
ユーザーがアプリを使うことで、ユーザーがより多くの情報を共有してくれ、ユーザーが私たちの手助けをしてくれます。ユーザーがオプショナルなデータを提供しないことを選んだときに、アカウントを制限したりアプリの全ての機能を使えなくすることはしないでください。
最後に
GAFAの中でも個人情報の収集に否定的なAppleらしい、とにかくユーザーのことを考えた(?)ガイドラインになっていますね。
集める必要がないからこそユーザー目線のガイドラインを打ち出せるのかもしれません。
ここで翻訳した内容は、私見も多く入っているため内容の保証はできません。間違っているものに関しては指摘していただけると幸いです。
この記事に限らず、できる限り一次ソースを見にいく方が良いと思います。