犬のトイレトレーニングに役立つ「トイレ検知システム」
犬を飼い始めたばかりの方にとって、「トイレトレーニング」は特に悩みの種になりがちです。私が飼っているポメラニアンもトイレを覚えるまでに、何度も失敗を経験しました。
トイレトレーニングは思っていた以上に大変なものです。正しくトイレ出来たらほめる、を繰り返してあげることで、犬は正しいトイレの場所を理解します。
しかし犬は「今からトイレに行くよ!」と私たちに知らせてくれるわけではありません。「せっかく成功したのにタイミングを逃して証することが出来なかった…」と何度もチャンスを逃して悔しい思いをしました。
そして、少し目を離して食器を洗っている間に、フローリングの上におしっこやうんちをされてしまう…なんてことも現実には珍しくありません。特にうちの子は食糞をするので、可能な限り早く片付けることが求められました。
そこでおすすめしたいのが「トイレ検知システム」を作ることです。犬がトイレをしようとしたタイミングで、スマホに通知が届く仕組みを作りました。
最近では、ペット用のスマートデバイスもかなり進化していますが、私が調べた限りではトイレを検知するカメラのようなものは発売されていません。
自作した事例を発見したので実際に記事を購入して試してみたり、Vertex AIを使用して犬を検出する方法を検討して途中まで実装しましたが、既存製品で簡単に実現できるならそれに越したことはないと途中でやめてしまいました。興味がある方はぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
必要なもの(必須)
- SwitchBotHub(旧モデル1と現行モデル2のどちらでもOK)
- SwitchBot 人感センサー
必要なもの(あると便利)
- シャンプー吸い下げ用フック
仕組み
SwitchBotに標準搭載されている機能のみでこのトイレ監視システムを構築することが出来ます。仕組みは以下の通りです。
SwitchBot人感センサーによって犬がトイレに移動したことを検知し、SwitchBotHubを経由して、スマホにPush通知を飛ばします。非常にシンプルな仕組みです。今回はPush通知を飛ばすだけですが、例えばスマートスピーカーと組み合わせて音を出すことも出来ます。(うちの子は急に音がなるとびっくりしちゃうので採用していません)
必要条件
- WiFi環境が整っているか(通常のネット環境であればOK)
- トイレから少し離れたところに人感センサーを設置できるか
- SwitchBotのアプリをインストールすること
導入の流れ
Step1. SwitchBotの初期化
まずは「SwitchBotHub」と「SwitchBot人感センサー」をセットアップしましょう。こちらは今回の記事では割感しますが、ネット上に満足な情報があるのでそれを参照してみてください。買いたての説明書に満足した手順通りに進めればOKです。
そもそも「SwitchBot」とは何ぞや?という方は、以下の動画などを確認することをおすすめします!人感センサーでどんなことができるかもわかります。
※ 人感センサーだけでも検知は可能ですが、その場合、スマホに通知を飛ばすことができません。
SwitchBotによって人感センサーの動作確認ができたら、次のステップへ進みましょう。
Step2. 人感センサーの設置
- トイレシーツから少し離れた場所に設置する
- センサーの検知範囲を考慮し、犬の進行方向に向けて設置する
- マグネットや吸い下げフックなどを利用して固定
人感センサーは、距離設定が可能で、最大9mまで検知できますが、遠すぎると意図しない動きも検知してしまうため注意が必要です。実際に試しながら、角度や設置位置を調整してください。設置完了後、必ず動作確認を行って、犬の体高も考慮してトリガーされるようにしましょう。
人感センサーはマグネットで貼り付けることもでき、壁に貼ったり床に置いたりと様々な配置方法が考えられます。私は、シャンプー吊り下げ用のフックを使って、センサーを吊り下げました。これは各家庭によって最適解があると思うので、色々と試してみることをおすすめします。
この人感センサーは検出距離を設定できるので、最大9メートルまでなら遠く離しても検出してくれます。ただし遠ければ遠いほどトイレの範囲以外も検知してしまう可能性が高まり、余計な通知がスマホに届いてしまう可能性もあります。
これは実際に試しながら、角度や配置位置を調整していくことで改善を試みましょう。
設置・設定が完了したら、必ず動作確認をしておきましょう。自分がトイレエリアに近づいてみて、センサーが反応するか、スマホに通知が届くかをテストします。反応が鈍い場合は、センサーの向きや設置位置を微調整してみてください。犬の体高(特に小型犬の場合)も考慮すると、より正確に検知できるようになります。
Step3. アプリで通知設定をする
- SwitchBotアプリを開き、「オートメーション」を選択
- 右上の「追加ボタン(+)」を押し、新しいオートメーションを作成
- 名前を付ける(例:「🐶トイレ検知システム」)
- トリガーに「条件を追加 > デバイス > 人感センサー>動体検出」を指定
- アクションに「プッシュ通知」を追加、メッセージを入力(例:「🐶トイレをチェック!」)
- 保存を押して完了
こうすることでWi-Fi経由でスマホに即時通知を飛ばせるようになります。これで、犬がトイレに近づいた瞬間にスマホが反応する仕組みが完成です!
お仕事中でもパソコンに通知が飛んだり,AppleWatchをお持ちの方はそちらでも通知を確認することが可能です。
まとめ
SwitchBotを使った「犬のトイレ検知システム」は、特別な知識がなくても簡単に構築でき、愛犬のトイレトレーニングを大きくサポートしてくれます。
少しの工夫で、失敗を減らし、褒めるチャンスを逃さない環境を作ることができます。ぜひ、あなたのおうちでも試してみてください!🐾 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ps. 我が子もご満悦のようです。