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Fiori Launchpad起動時に"Your connection is not private"の警告が出ないようにする(HTTPで接続)

Last updated at Posted at 2024-07-16

問題

ABAP Cloud Developer Trial環境のFiori LaunchpadのURLにアクセスすると、"Your connection is not private"という警告が出ます。"Advanced"オプションから警告を無視して接続することは可能ですが、毎回この画面が出るのを何とかできないでしょうか。

image.png

警告の理由

警告が出る理由は、ABAP環境が使っている証明書がブラウザが信頼する認証局によって署名されたものではないためです。
Not secure > Certificate is not validをクリックしてみます。
image.png
すると、"Issued To"と"Issued By"が同じになっていて、いわゆる「オレオレ証明書」が使われていることがわかります。
image.png

解決の方向性

解決の方向性には2つあります。

  • HTTPS接続で、ブラウザが信頼する認証局によって証明された証明書を使う
  • HTTPで接続する

一つ目の方向性では、(1)正規の認証局によって署名する (2)ローカルの認証局によって署名し、ローカルの認証局の証明書をブラウザに信頼させる、という2つの方法があります。業務で使う環境の場合は(1)が望ましいですが、トライアル環境であれば(2)でも十分です。(2)の手順については、以下のブログで詳しく説明されています。

本記事では、もっとお手軽に「HTTPで接続する」方法によって回避してみます。

HTTPで接続するには

ABAP Cloud Developer Trial環境のFiori LaunchpadのURLは以下のようになっています。
https://vhcala4hci:50001/sap/bc/ui2/flp?sap-client=001&sap-language=EN#Shell-home
これを、HTTPで接続するようにプロトコルとポートを変更して接続してみます。
http://vhcala4hci:50000/sap/bc/ui2/flp?sap-client=001&sap-language=EN#Shell-home
しかし、これでは自動的にHTTPSにリダイレクトされ、おなじみの警告が出ます。

image.png

実は、Fiori LaunchpadのログインページはデフォルトでHTTPSを使うように設定されており、HTTPで接続するためにはICFノードの設定が必要です。設定方法については以下のKBAに記載があります。

この設定を行った後、HTTPのURLでアクセスすれば警告画面が出ずにログインページが開きます。
image.png

参考

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