はじめに
BTPトライアルアカウントには、Integration SuiteのBoosterが用意されています。一般的に、Boosterは押すだけでアプリケーションを利用するための初期設定をしてくれますが、Integration Suiteの場合はそうではありません。
試しにいきなりBoosterを実行するとエラーになります。
Integration SuiteのBoosterを実行するためには、事前にサービスをサブスクライブし、使いたい機能(Cloud Integration, API Managementなど)を有効化していることが必要です。Boosterを実行することで、必要なロールコレクションやサービスクォータの割り当て、サービスインスタンスの作成を行ってくれます。
Integration Suiteを始めるためのステップ
- Integration Suiteをサブスクライブ
- Integration Suiteで機能を有効化
- Boosterの実行
1. Integration Suiteをサブスクライブ
サブスクライブ後、Integration_Provisionerのロールコレクションを自分のユーザに割り当てます。
2. Integration Suiteで機能を有効化
Integration Suiteのアプリケーションを開きます。
Add Capabilitiesをクリックします。
使用する機能(ここでは全て)にチェックを入れ、Nextをクリックします。
必要に応じてEnable API Business Hub Enterpriseにチェックを入れ、Nextをクリックします。
Activateをクリックします。
OKをクリックして画面を閉じます。
Manage Capabilitiesから有効化の状況を確認することができます。
全ての機能がActiveになったら、Boosterを実行することができます。
3. Boosterの実行
Boosterを実行します。
サブアカウント、スペースを選択します。
使用する機能にチェックを付けてNextをクリックします。(ステップ2.で有効化した機能と対応させる必要があります)
以下のエラーが出ました。
もう一度実行すると、今度は正常に終了しました。タイミングの問題だったのでしょうか。
Integration Suiteのアプリケーション画面をリフレッシュすると、各種機能が使えるようになっています。
以上で初期設定は終了です。