配列を作る3ステップ
配列を作るには3つのステップが必要。
- 配列の変数を宣言
- 配列の要素を作成
- 値を代入
イメージとしては
- 大枠の箱(配列の変数)を作る
- 箱の中に仕切り(配列の要素)を作る
- 仕切りの中にモノ(値)を入れる
といったところ。
1. 配列の変数を宣言
配列の変数を宣言するには以下のように記述する。
配列要素のデータ型[] 配列の変数名;
配列要素のデータ型は、配列の中に代入する要素のデータ型。
整数なら int[]、少数なら double[]、文字列ならString[]のようになる。
配列の変数名は、配列の中身を表す英語の複数形にするのが基本。
配列の中身がテストの点数の数字なら scores、色の名前の文字列なら colorsなど。
例:整数の配列 numbers を定義する
//整数なのでデータ型は int、データ型の後ろに[]をつけて定義する
int[] numbers;
2. 要素を作成
要素を代入するには以下のように記述する。
配列の変数名 = new 要素のデータ型[要素の数];
先程宣言した変数に対して、配列の要素を作成する。
要素のデータ型は変数を宣言したときのデータ型と同じもの。
要素の数は配列に入れたい値の数。
例:先程定義した配列 numbersに3つの要素を代入
// numbersは整数の配列なのでデータ型はint
// 要素は3つなので要素の数は[3]
numbers = new int[3];
3. 値を代入
配列に値を代入するには以下のように記述する。
配列の変数名[index番号] = 代入したい値;
例:numbersに整数10, 20, 30を代入する
// index番号は0から始まるので注意
numbers[0] = 10;
numbers[1] = 20;
numbers[2] = 30;
尚、配列の要素を作成した後、値が入っていない場合はコンパイルした際にデータ型に応じて自動で値が代入される。(int なら0、String ならnull など)
配列作成と値の代入をまとめて記述する
上記の3ステップを踏んで配列を作成すると以下のようになる。
例:整数の配列 numbersを作り、整数10, 20, 30を代入
// 変数を宣言
int[] numbers;
// 要素を作成
numbers = new int[3];
// 値を代入
numbers[0] = 10;
numbers[1] = 20;
numbers[2] = 30;
しかし、これらは以下のようにまとめて記述することも可能。
配列要素のデータ型[] 配列の変数名 = {値1, 値2, 値3, ...};
//例:整数の配列 numbersを作り、整数10, 20, 30を代入
int[] numbers = {10, 20, 30};