42歳で大学生になった話:社会人からCSを学び直すまで
はじめに
私は文系大学出身で、これまで幸運にも失業することなく働いてきました。
しかし年齢を重ねる中で、自身のスキル不足を痛感することが増え、「このままで本当に通用し続けるのか?」という不安が募っていきました。
そんな中、Qiitaやnote、ブログなどで、「これからの時代、CS(コンピュータサイエンス)を学ぶべきだ」と説く記事をいくつも目にしました。
特に印象に残ったのが、大学院でCSを学んでいた方の記事です。
その方は大学院に2年間通ったものの、学部レベルの基礎が足りず授業についていけなかったとし、「大学で4年間学んでおくべきだった」と振り返っていました。
それを読んで、「自分もまずは大学レベルからきちんと学び直すべきだ」と考えるようになりました。
調べを進めるうちに、「放送大学」と「帝京大学通信課程」の2択に絞られていきます。
この記事では、実際に入学するまでの流れと、社会人として感じたことをまとめています。
放送大学と帝京大学通信、どちらにするか
まず、両大学の違いを整理しました。
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放送大学
- 学位は「教養」だが、学位授与機構を通じて「工学」の学位を得ることも可能。
- 大卒であれば3年次編入が確実にできる。
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帝京大学 通信課程(理工学部)
- 文系出身者は原則「2年次編入」が推奨。
- ただし、卒業生は3年次編入を申請できる可能性もある。
私は帝京大学の文系学部の卒業生だったので、「これは縁かもしれない」と思い、ダメ元で3年次編入を申請することにしました。
入学手続きで必要だったもの
健康診断書
- 身長・体重・視力・聴力・胸部X線が必要。
- 保険適用外のため、費用は自己負担(相場は1万円前後)。
- 幸い、地元の診療所で5,000円で受診できました。
証明写真
- 学生証用の顔写真(データ形式)。
- 最近の証明写真機は、スマホでデータをダウンロード可能。
- 今後長く使う写真になるので、スーツを着て撮影しました。
授業料支払い
- 帝京大学卒業生ということで、授業料が約3万円割引。
- 支払いは銀行窓口でのみ対応(証明書に印鑑が必要)。
- 平日に半休を取って振り込みに行きました。
志望動機書
- 400文字程度の志望理由を手書きで提出。
- Wordで下書きを作り、ChatGPTで誤字脱字をチェック。
- 鉛筆で下書き → 万年筆で清書。
- 内容は「これまでのキャリア」「学び直しの動機」「AIや人材不足といった背景からCSを学ぶ意義」などをまとめました。
書類の郵送
- 書類一式は郵便局の窓口から発送必須。ポスト投函は不可。
入学前にやっておいたこと
ある方のブログで「高校数学は復習しておいた方がいい」とあったので、素直に従いました。
以下の2冊を活用しました:
2月中旬から取り組みましたが、後半は読むだけになってしまったのが反省点。もっと早く始めておけば良かったです。
結果とこれから
正直「2年次編入だろうな」と思っていたのですが、まさかの3年次編入で合格。年齢的な配慮もあったのかもしれません。
ただ、社会人としてフルタイムで働きながら学業をこなすのは、相当ハードになることは間違いありません。破綻しないよう、時間の使い方やモチベーションの維持について戦略を立てていく必要があります。
おわりに
42歳という年齢で大学生になることに、不安がなかったわけではありません。ですが、「今からでも遅くない」と一歩踏み出したことで、少し世界が広がった気がしています。
同じように迷っている方の参考になれば幸いです。
※この記事は、本人の体験談をもとに、ChatGPTがインタビュー形式でお話をうかがいながら執筆しました。
文章がやけに丁寧だったら、そのせいです。