Windows展開時に、ハードウェア管理などのOEMソフトウェアを事前にインストールしておくことがありますが、最近はユニバーサルアプリ化していてプリインストールの手順にちょっとコツがあるらしいのでメモ。
##ダウンロード
ビジネス向けMicrosoft Store でサインインしてダウンロード
パッケージ(.appxまたは.appxbandle)、依存関係パッケージ(.appx)、ライセンス(.xmlまたは.bin)をダウンロード。メタデータは必須ではない。
##インストール
監査モードで以下のコマンドを使ってインストール(オフラインなWimをマウントして実行してもいいかも)
dism /online /add-appxprovisionedpackage /packagepath:(パッケージファイル) /licensepath:(ライセンスファイル) /dependencypackagepath:(依存関係パッケージファイル)
展開後ローカルアカウント等を作成した際に、アプリが追加されていることを確認する。
##ネットワーク上のファイルを指定するとうまく入らない?
ネットワーク上のファイルをUNCパスで指定すると、一部インストールできないアプリがあった(Dismのエラー、パスが間違っています)。
構文は問題なかったが、依存関係パッケージが重複しているとエラーを起こす模様…?一回インストールした依存関係パッケージを含めないコマンドにしたら通った。「UNCパスはサポートされていません」のメッセージと関係しているかどうかは不明だが、ローカルに各ファイルを配置してからだと問題ないので、ネットワーク上からインストールするときは注意。cmdむつかしい
##っていうか
クライアント端末がWindows10 EnterpriseだったらグループポリシーやAppLockerで制御できるらしいし、Intuneから配信することも可能らしいので、環境によってはコマンドでのインストールは不要かも知れない。ユニバーサルアプリまわりでsysprep時にエラーを起こしやすいのでそっちのほうが無難。
##参考
Preinstall Apps Using DISM
組み込みの Windows イメージを含む Microsoft Store アプリを削除または更新した後で sysprep が失敗する