Python に YOLO を導入する際は
Windows 環境に YOLO の環境を構築する際は、
- git for wndows をインストール
-
git clone https://github.com/ultralytics/ultralytics
で YOLO (ultralytics) のクローン作製 - Python の仮想環境作成・アクティベート
python -m pip install --upgrade pip setuptools
-
pip install -r requirements.txt
(requirements.txt は、クローンした ultralytics のどこかにある)
という手順で行うと思うのですが、Python のバージョンが高すぎると、5番目のinstall
でエラーが出る事があります。
今は解消されているかもしれませんが、昨年 2024/12/26 の段階で、3.13 では上手くインストールできませんでした。
情報を集めた所、別のパッケージですが、同じ様なエラーメッセージでインストールできない方の Web ページを参考に、Python のバージョンを下げてインストールした所、上手くインストールできました。
ただし、この事が後に別の問題を生みます・・・
YOLO を CUDA (GPU) を使用して動作させるには
YOLO に CUDA の環境を構築するには
- GPU のドライバを最新にする
- C++ のコンパイラを入れる
- PyTorch のサイト で、インストールする CUDA のバージョンを確認
- CUDA toolkit をインストール
- cuDNN をインストール
- PyTorch のサイト で、pip コマンドを生成し、実行
という手順になると思われます。
なお、YOLO をインストールした段階で、CPU 版の PyTorch がインストールされており、GPU 版の PyTorch が上手くインストールできない場合は
pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118 --upgrade --force-reinstall
の様に、--upgrade --force-reinstall
オプションを付ける事で強制的にインストール出来るらしいです。
さて、この PyTorch のサイト に、うっすらと灰色で「Latest PyTorch requires Python 3.9 or later.」と書いてあります。
そう、YOLO をインストールする際に、Python のバージョンが高すぎるとインストールできないからと、3.6 や 3.7 を入れると、PyTorch がインストールできません・・・
結論
この記事を書いている時点では、YOLO で GPU を使う際は、Python のバージョンは 3.9 ベストと思われます。