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SAV系コマンドのパラメーター_PRECHK

Last updated at Posted at 2023-12-07

はじめに

SAV系コマンドを使用する際、皆さんはどのようなパラメーターを指定していますか?

この記事では、SAV系コマンドのパラメーターの一つである「PRECHK」(オブジェクト事前検査)による、挙動の違いをご紹介します。

PRECHK(オブジェクト事前検査)とは

IBM Documentationによると、「PRECHK」を「*YES」とした場合、次のような挙動になります。

次のいずれかが真の場合に,ライブラリーの保管操作を終了するかどうかを指定します。

  1. オブジェクトが存在していない。
  2. ライブラリーまたはオブジェクトに損傷があることが前に判明している。
  3. ライブラリーまたはオブジェクトが他のジョブによってロックされている。
  4. 保管操作の要求元に,そのライブラリーの権限がないか,あるいはオブジェクトの保管権限がない。

PRECHK(*YES/*NO)」の実例

それでは、実際に「PRECHK」を「*YES」にした場合と「*NO」にした場合の違いを確認してみましょう。

前提

SAVOBJの保管対象に、存在するオブジェクト(例:QTEMP/QCLLESRC)と、存在しないオブジェクト(例:QTEMP/QRPGLESRC)を指定して実行します。

savParameterPrechk_01.png

*YES

「ライブラリー ××× からオブジェクトが保管されませんでした。」というメッセージが表示されます。
もちろんDSPSAVFでSAVFを確認しても「(保管ファイルにレコードがありません)」と表示され、存在するオブジェクトも保管されません。

savParameterPrechk_02.png

*NO

「○個のオブジェクトが ××× から保管されました。 ○ が保管されていません。」というメッセージが表示されます。
DSPSAVFでSAVFを確認すると、存在するオブジェクトのみが保管されます。

savParameterPrechk_03.png

ご参考になれば幸いです。最後までお読み頂きありがとうございます。

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