結論
2022年4月リリース版から、デフォルトのユーザ名「pi」とパスワード「raspberry」が削除されるようになったようです。
Raspberry Pi OSの最新リリースでは、デフォルトのユーザー名「pi」が削除され、新たに書き込まれたRaspberry Pi OSイメージを初めてブートする際、新しいウィザードでユーザー名を作成する必要があるとLong氏は説明した。
モニタ無しセットアップをするには
今までのバージョンであれば、
- OSをSDカードに書き込み
- bootディレクトリに
wpa_supplicant.conf
とssh
ファイルを配置 - 電源接続
- TeraTermなどから
raspberrypi.local
に接続 - ユーザ名「pi」パスワード「raspberry」でログインし、初期設定
という流れでしたが、最新リリースではRaspberry Pi Imagerにて設定しないとユーザがいない状態となり、SSHでのログインができません。
※HDMIを接続し、モニタでセットアップすることは可能です。
モニタに接続すると、以下のような画面が表示されます。
モニタ無しセットアップをする場合は、
- Raspberry Pi Imagerを起動
- OS、ストレージを選択
- 右下に表示される「歯車アイコン」を選択
- 「ユーザ名とパスワードを設定する」の項目にチェックをし、ユーザ名とパスワードを設定
以降は今までと同じ。
設定可能項目
Raspberry Pi Imagerにて以下項目の設定ができるようです。
- ホスト名
- SSH有効化(パスワード認証 or 公開鍵認証)
- ユーザ名とパスワード
- ロケール
あとがき
今までは以下のサイトにてwpa_supplicant.conf
とssh
ファイルを生成させていただいておりました。
https://mascii.github.io/wpa-supplicant-conf-tool/