1.はじめに
Hinemosにおける監視の設定をしていきます。
これまでのHinemosに関する投稿は以下のリンクから飛んでください。
運用管理ソフトウェア「Hinemos」を使ってみる!!part1 ~はじめに~
2.Hinemosにおける監視機能
Hinemosには、以下の監視項目があります。(他の運用管理ソフトウェアと遜色なし!)
監視機能 | 監視詳細 |
---|---|
Hinemosエージェント監視 | Hinemosエージェントの死活状態を監視 |
ping監視 | ping応答の有無により死活状態を監視 |
HTTP監視 | Webサーバの応答有無、HTTPレスポンスの内容から状態を監視 |
SQL監視 | DBサーバの応答有無や応答時間、HTTPレスポンスの内容から状態を監視 |
プロセス監視 | 起動しているプロセス数から状態を監視 |
Windowsサービス監視 | Windowsサービスの状態を監視 |
サービス・ポート監視 | 特定のサービス・ポートについて、応答有無や応答時間から状態を監視 |
リソース監視 | リソース情報を取得してその状態を監視 |
JMX監視 | Javaアプリケーションのヒープメモリサイズ等の状態を監視 |
SNMP監視 | 汎用的なプロトコルSNMPの応答の内容を監視 |
カスタム監視 | ユーザ定義のコマンド/スクリプトの実行結果を監視 |
システムログ監視 | 各種OSのシステムログに出力されたメッセージを監視 |
ログファイル監視 | 特定のログファイルに出力されたメッセージを監視 |
SNMPTRAP監視 | ミドルウェアなどのプロセスが発行するSNMPによりその状態を監視 |
Windowsイベント監視 | Windowsイベントログに出力されたメッセージを監視 |
カスタムトラップ監視 | json形式のリクエストを受信し、その内容を監視 |
ログ件数監視 | 文字列監視、トラップ監視で収集したデータ(文字列)の件数を監視 |
相関係数監視 | 2つの収集値の相関関係を監視 |
収集値統合監視 | 収集値に対する複数条件の判定結果を監視 |
バイナリファイル監視 | 取得したバイナリ値を監視 |
パケットキャプチャ監視 | ネットワーク上を流れるトラフィックのパケットを監視 |
3.監視設定
上記の全部の監視設定をするのは、さすがにしんどいので、代表的な監視機能について紹介します。
(万が一、リクエストがあれば、がんばります。。)
①ping監視
[監視設定[一覧]]タブの右側にある"+"(作成)を押下。
その中の[PING監視(数値)]を押下。
[監視項目ID]:一意のIDを決めて入力する。
[スコープ]:ping監視したい対象を定義する。
[スコープ]の右側にある[参照]を押下すると、以下の画面が表示される。
今回は、「エージェント01(ag01)」を選択する。
[条件]:ping監視の間隔やチェック設定を定義する。
[監視]:ここに監視結果の通知先を定義する。
[監視]-[通知]にある[選択]を押下すると以下の画面が表示される。
今回は、「EVENT_FOR_POLLING」と「STATUS_FOR_POLLING」を選択する。
※通知の説明は後ほど。
設定後、[OK]を押下すると、以下の画面が表示される。定義した監視が追加されていればOK!!
[監視履歴]パースペクティブにて、[監視履歴[ステータス]および][監視履歴[イベント]]に監視結果が出力されていることを確認。
②プロセス監視
次にプロセス監視を設定していきます。
[監視設定[一覧]]タブの右側にある"+"(作成)を押下。
[プロセス監視(数値)]を選択。
プロセス監視するための定義情報を入力していきます。
今回は時刻同期で使用する、cronydのプロセスを監視します。
[チェック]の[コマンド]にpsコマンドで出力される文字列を入力します。(多分、Hinemos側でこのキーワードをgrepして行数をカウントしているのだと思う。)
[監視]-[判定]のプロセス数に設計した値を入力します。
[通知]には、"イベント通知"と"コマンド通知"を設定します。(任意)
[OK]を押下後、ちゃんと監視できているか確認します。
[パースペクティブ]-[監視履歴]を押下。
ちゃんの監視できていることが確認できました。
※他の監視設定も時間があれば、どんどん追加していきます。(乞うご期待?)