はじめに
最近、新しいモデルと一緒に発表されたCodex CLIを試してみました。正直言って、これが思った以上に使いやすくて驚きました!私のような初心者プログラマーでも簡単に導入できたので、その体験を皆さんにシェアしたいと思います。
Codex CLIが今注目される理由
サブスクリプション型サービスへの統合
2025年8月7日にGPT-5が公開されて以来、大きな変化がありました。ChatGPTのPlusやPro、Teamといった有料プランに加入している人なら、追加費用なしでCodex CLIが使えるようになったんです。これって個人開発者にとってはかなり嬉しいポイントですよね!
最初のリリースは2025年4月で、当時はOpenAIのAPI Keyが必須でした。私も使い始めた頃は「うーん、これってClaude Codeと比べて何がいいの?」と半信半疑だったんですが、アップデートを重ねるごとに使い勝手が良くなってきて、今では日常的な開発作業で欠かせないツールになっています。
競合ツールの変化
最近、開発者コミュニティで「Claude Codeの調子が悪くなった」という話をよく耳にします。公式には何も発表されていませんが、特に複雑なコード生成タスクで以前ほどの精度が出なくなったと感じている人が多いようです。私自身も同じ印象を持っていて、特に大規模なリファクタリングを頼むと以前より混乱することが増えました。
そういった状況もあって、X(旧Twitter)では「Claude CodeからCodex CLIに乗り換えた」という投稿をよく目にするようになりました。私も試しに乗り換えてみたら、思った以上に快適で、特にNode.jsプロジェクトでの相性が良かったです。
1. システム環境の準備
まず最初に、以下のツールがインストールされていることを確認してください:
- Node.js ≥ 22
- Git
バージョンの確認方法はこちら:
node -v
git --version
私の環境では Node.js v22.1.0 と Git 2.42.0 を使っていますが、最新バージョンであれば問題ないはずです。もし古いバージョンを使っている場合は、アップデートしておくことをお勧めします。
2. Codex CLIのダウンロードとインストール
以下のコマンドを順番に実行していきます:
git clone https://github.com/openai/codex.git
cd codex
npm install
export OPENAI_API_KEY="あなたのAPI_KEY"
Windowsユーザーの場合は、
setx OPENAI_API_KEY "あなたのAPI_KEY"
を使って環境変数を設定してください。
ここで注意点ですが、npm install
の実行時に依存関係のエラーが出ることがあります。その場合は npm install --legacy-peer-deps
を試してみてください。私の場合はこれで解決しました。
3. Codex CLI起動
プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行します:
npx codex
初回起動時には、CLIが歓迎メッセージを表示し、ログインまたはAPI Keyの入力を求めてきます:
Welcome to Codex, OpenAI's command-line coding agent
> Sign in with ChatGPT to use Codex as part of your paid plan
or connect an API key for usage-based billing
> 1. Sign in with ChatGPT
Usage included with Plus, Pro, and Team plans
2. Provide your own API key
Pay for what you use
Press Enter to continue
ポイント解説:
- ChatGPT Plus/Pro/Teamアカウントをお持ちの方は、ログインを選択するのがおすすめです。サブスクリプション料金に含まれているので、追加料金なしで使えます。
- OpenAI API Keyをお持ちの方は、直接Keyを入力して従量課金で利用することもできます。
- 有料アカウントをお持ちでない方も、このチュートリアルに沿ってインストールとCLIの操作フローを理解することはできますが、実際のコード生成はできません。
- ApidogやMock Serverを使ってAPIデバッグのデモを試すこともできます(オプション)。この場合、実際のKeyは必要ありません。
ヒント: ここでは主にCLIの起動フローと認証プロンプトについて説明しています。記事の例では、チュートリアルの読みやすさと完全性を保つために、テキストとMockの例を使用して実際の応答を代用しています。
4. CLIを使ったコード生成
ターミナルに直接プロンプトを入力するだけで、コードスニペットを生成できます。例えばPythonやその他の言語で:
npx codex "クイックソートアルゴリズムを実装して"
私が試した限りでは、日本語のプロンプトでも問題なく動作します。英語よりも日本語の方が自分の意図を伝えやすい場合は、遠慮なく日本語で指示してみてください。
API Keyをお持ちでない場合、この手順では実際の結果は得られませんが、操作例として理解できます。
5. 実践応用:Apidogでのデバッグ(オプション)
CLIの起動後、Apidogを使ってAPIリクエストとレスポンスを視覚的に確認できます。API Keyがなくても、テキストと例を通して操作フローを理解できます:
-
Apidogを開き、新規APIをクリック
-
APIアドレスを入力(OpenAI APIまたはMock Server)
-
リクエストボディを設定、例えば:
{ "prompt": "バブルソートアルゴリズムのPython実装を書いて", "model": "code-davinci-002" }
-
リクエスト送信ボタンをクリック
-
レスポンス結果を確認(JSONの例):
{ "choices": [ { "text": "def bubble_sort(arr): ...", "index": 0 } ] }
個人的には、Apidogの使いやすさに驚きました。特にレスポンスの整形表示や履歴管理が便利で、APIのテストがとても楽になります。Postmanから乗り換えた身としては「もっと早く使えばよかった」と思うほどです。
ヒント: このフローは、Apidogのリクエストデバッグとレスポンス表示方法を理解するのに役立ちます。API Keyを持っていれば、実際のレスポンスを取得できます。
まとめ
- ローカルでのCodex CLIのインストールで、開発とテストをすぐに始められます
- CLIの起動には、ログインまたはAPI Keyの提供が必要ですが、有料アカウントがなくても操作フローを理解できます
- Apidogはオプションの補助ツールとして:視覚的なデバッグ、レスポンスの確認、ドキュメント生成が可能
- CLI + Apidogの組み合わせで、開発フローがより効率的で直感的になります
私自身、このCodex CLIを使い始めてから、特に小規模なコード生成やデバッグの効率が格段に上がりました。まだ発展途上の技術ですが、今後の進化に期待しています。皆さんもぜひ試してみてください!
何か質問や感想があれば、コメント欄やSNSでお気軽にシェアしてください。みなさんの体験談も聞かせてもらえると嬉しいです!
参考