はじめに
ApidogはAPIテストツールとして知られていますが、最近ではGitHub Actionsとの統合もサポートしています。これにより、APIのテストをCI/CDパイプラインの一部として簡単に組み込むことができます。この記事では、Apidogから自動生成されたコードをGitHub Actionsに統合し、テストを実行する方法を解説します。
API テストの自動化は開発の効率化において重要な役割を果たします。Apidogを使えば、API プロジェクトにおけるテストの作成、実行、管理が簡単にできます。さらに、Apidog は GitHub Actions とシームレスに統合でき、コードの各段階でテストを自動で実行し、API の安定性と信頼性を確保できます。小規模なプロジェクトから大規模な企業向けアプリケーションまで、Apidog は開発効率を高める手助けをします。
今すぐ Apidog を試して、API テストの効率化を実感してください!
GitHub Actionsの初期設定
まず最初に、GitHub Actionsの環境をセットアップします。
GitHubリポジトリの作成
GitHub ActionsはGitHubリポジトリ内で動作するため、まずはGitHubにログインし、新しいリポジトリを作成します。
- GitHubにサインインします
- 新しいリポジトリを作成し、任意の名前を設定します
- 「Create repository」をクリックします
GitHub Actionsの設定ファイル作成
次に、リポジトリ内にGitHub Actionsの設定ファイルを作成します。これにより、Apidogで生成したコードをGitHub Actionsで実行できるようになります。
-
作成したリポジトリのページに移動し、上部の "Actions" タブをクリックします
-
GitHub はいくつかのワークフローテンプレートを提供しますが、 "set up a workflow yourself" を選択します
リポジトリ内の .github/workflows
ディレクトリに移動します。
main2.yml
というファイルを作成し、以下の内容を入力します。
name: Automated API Tests
on: [push, pull_request]
jobs:
build:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
# リポジトリのコードをチェックアウト
- uses: actions/checkout@v3
# Node.js のセットアップ
- name: Setup Node.js environment
uses: actions/setup-node@v2
with:
node-version: '14'
# 依存関係のインストール
- name: Install Apidog CLI
run: npm install -g apidog-cli
# Apidog CLI を使用して API テストを実行
- name: Running Test Scenario
run: apidog run --access-token $APIDOG_ACCESS_TOKEN -t 825138 -e 2563350 -n 1 -r html,cli
Apidogで自動生成されるGitHub Actionsコードの利用方法
Apidogでは、APIテストのコードを自動生成する機能があります。このコードはGitHub Actionsに適用可能な形式で出力されるため、設定が非常に簡単です。
Apidogでコードを生成する
-
2.テストが完成したら、「GitHub Actionsで使用するコードをエクスポート」オプションを選びます
GitHub Actionsにコードを追加する
次に、生成されたコードを先ほど作成した main2.yml
ファイルに追加します。
- name: Run Apidog API tests
run: |
echo "${{ secrets.APIDOG_API_TOKEN }}" > apidog.token
npm install -g apidog-cli
apidog run --token ${{ secrets.APIDOG_API_TOKEN }} --project "your_project_id"
上記のコードで、ApidogのテストがGitHub Actions内で実行されます。${{ secrets.APIDOG_API_TOKEN }}
には、Apidog APIの認証トークンを設定してください。
GitHub Actionsの実行と結果確認
流水線のトリガー
GitHub Actionsの設定が完了したら、main
ブランチにコードをプッシュすることで、テストが自動的に実行されます。
- 1.リポジトリ内で変更を加え、
git push origin main
コマンドで変更をプッシュします - 2.GitHub Actionsの設定ファイルがトリガーされ、APIテストが実行されます
結果の確認とデバッグ
GitHub Actions をコミットしてプッシュすると、ワークフローが自動的に実行されます。実行結果を確認する方法は次の通りです:
- GitHub リポジトリのページに戻り、上部の "Actions" タブをクリックします
- 実行中のワークフローや過去の実行履歴が表示されます
- 任意の実行履歴をクリックすると、詳細なログが表示され、各ステップの結果を確認できます。API テストが成功したかどうかもここで確認できます
終わりに
ApidogとGitHub Actionsを統合することで、APIテストをCI/CDパイプラインに組み込み、効率的な自動化を実現できます。Apidogで生成されたコードをGitHub Actionsで実行し、テスト結果をGitHub上で確認することで、よりスムーズな開発フローを実現しましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この記事を読んで少しでも理解を深めていただければ幸いです!