初めに
Swaggerは、API仕様書を自動生成するためによく利用されるオープンソースフレームワークです。Swaggerフレームワークで記述しているAPIをPostmanにインポートして、テストの効率化を図るのはごく一般的なことになります。
この記事では、Swaggerで記述したAPI定義をPostmanにインポートし、それを元にテストを作成する方法を紹介しました。また、Swagger APIのインポートに対応し、Postmanの欠点を改善する新世代ツール「Apidog」も推奨しています。
Swagger仕様のAPIとPostman
SwaggerはAPI設計書を自動生成するためのオープンソースフレームワークで、Swagger Spec(OpenAPI Specification)は、Swaggerが使用するAPI記述言語の仕様です。Swagger仕様は、YAMLやJSON形式でAPIの構造を定義するための標準的な方法を提供します。現在、Swagger仕様に準拠した形式で記述されたAPIはすでに主流になっています。
SwaggerはAPIのドキュメント化に強みがある一方、PostmanはAPIのテストと検証に強みがあります。両者を組み合わせることで、ドキュメント作成とテストを効率的に行えます。そこで、APIのテストと検証の効率化を図るために、Swagger仕様のAPIをPostmanにインポートすることが多く見られています。
SwaggerのAPIをPostmanにインポートする方法
SwaggerのAPIをPostmanにインポートするために、通常2つの方法によって実現できます。SwaggerドキュメントのURLからインポートすることもできますし、Swagger Specファイルからインポートすることもできます。次は、この2つの方法を1つずつ紹介します。
URL経由でSwaggerのAPIをPostmanにインポート
ステップ⒈SwaggerのAPIのページを開きます。通常API名の下にドキュメントのURLが記載されています。そのURLをコピーします。
ステップ⒉Postmanを開き、画面の左上にある「Import」ボタンをクリックします。
ステップ⒊Postmanの入力ボックスに先にコピーしたURLを貼り付けると、インポートのプロセスが開始されます。
ステップ⒋インポート方式を選択して、「Import」ボタンをクリックすると、SwaggerのAPIをPostmanにインポートできます。
ステップ⒌インポートプロセスが完了すると、Postmanの左側のメニューからインポートできたAPIを確認できるようになります
Swagger Specファイル経由でAPIをPostmanにインポート
SwaggerドキュメントのURLを使って、APIを簡単にPostmanにインポートできますが、Swagger Specファイル(JSONかYAMLフォーマット)を使っても、APIをPostmanにインポートすることもできます。
ステップ⒈SwaggerドキュメントのURLを開くと、JSONデータを取得することができます。
ステップ⒉パソコンで空のJSONファイルを作成して、ページ上のJSONデータを丸ごとファイルにコピーします。
ステップ⒊Postmanを開き、「Import」ボタンをクリックし、インポートエリアにJSONファイルをドラッグ&ドロップすることで、APIをPostmanにインポートできます。
Apidog:より使いやすくSwagger互換のAPIクライアント
ApidogはOpenAPI(Swagger)の仕様を完璧にサポートしています。そこで、 Swagger仕様のAPIをインポートして、より効率的にテストしたり、より綺麗なAPIドキュメントを生成したりすることを実現したい場合は、それを直接にApidogにインポートして、シームレスに作業を進むことができるのでしょう。
また、ApidogはSwaggerからの自動インポートにも対応できます。つまり、Swagger側でAPI仕様に何か変更がある場合でも、それが自動的にApidogで反映されます。
ApidogはPostmanより便利にAPIをテスト可能
Postmanには実行制限や環境切り替えの問題などの課題がある一方、Apidogは日本語にも対応可能な新世代のAPI管理ツールだと捉えています。Apidogは、APIの設計、仕様書生成と共有、APIモック、APIテストなどの機能も完備しています。また、ApidogはAPI定義との連携、視覚的なテスト作成、環境とサービスの分離など、Postmanの欠点を多数改善しています。
詳しくは:Apidogとpostmanの違い|どちらにしようかを完全解説
APIの開発効率を向上させたい場合でも、APIの品質を上げたい場合でも、Apidogを利用するのがおすすめです。
終わりに
今回は以上になります!
最後まで見ていただきありがとうございました!
この記事を読んで少しでも理解を深めていただければ幸いです!